4年間の学修・研究成果を発表
12月8日(水)日進キャンパスにおいて、「卒業論文発表会」が2年ぶりに対面形式で開催され、総勢1,600名を超える学生が参加しました。各セミナーの代表者31名が自身の決めたテーマに基づき、2年次から3年間に渡り研究を重ねた成果を発表しました。
卒業論文とは
大学4年間の学びの集大成として、本学では卒業論文を執筆します。卒業論文は授業課題のレポートとは異なり、学生自身が自由にテーマを選択し、自らの方法で研究を重ね結論を見出します。本学日進キャンパスでは2年次よりセミナーに所属し、担当教員から指導を受けます。3年次のセミナー論文を経て、最終学年の4年次に3年間の研究成果として卒業論文を完成します。
卒業論文発表テーマ(抜粋)
- 東日本・西日本・東海旅客鉄道株式会社の財務諸表分析
- 地域ブランディングと東郷町
- AIに関する倫理と責任問題
- 日本の英語教育—新学習指導要領を中心に—
- Japanese Education for Sustainability
このように研究分野は多岐にわたり、発表者らは多彩な視点で研究成果を披露しました。
発表会場の様子
発表会を運営・進行するのは各セミナーから選ばれた有志の学生たち。4年生の代表者が大勢の聴講学生の前で発表する姿を目の当たりにした1年生からは、「今回先輩方の発表から学んだことを生かし、3年後に自分も堂々と研究成果を発表できるように努力していきたい」と感想が聞こえてきました。
名古屋商科大学の教育方針「師弟同行」の精神
本学の教育方針の柱でもある「師弟同行(チュートリアル・システム)」の精神は、教育における一方通行的授業の欠陥を補うものとしてセミナー教育を重視するとともに、教員と学生の両者が相互啓発によって互いの信頼を深め、人間教育・個性教育に立ち返って、かけがけのない存在となるべく指導するものです。学生は2年次以降、専門セミナー・SEMINAR(国際学部)に所属して卒業論文執筆指導、個別学修指導、進路指導等を受けます。また、SEMINARでは語学力向上のための個別指導も行います。