今回紹介する2階建ての総合トレーニングセンター1階フロアは、柔道部、剣道部、合気道部が日々稽古を行っている名古屋商科大学のスポーツ施設です。
フロアの2/3を占める畳張りは、柔道の試合であれば2面とれる広さがあり、柔道部と合気道部が共有して使用しています。残り1/3は剣道場として使用し、床には他の木に比べて軟質な松の木を使用するなど、剣道にとって重要な「踏み込む力」を最大限に生かすことができるようになっています。
柔道部
柔道部は東海学生柔道連盟に所属し、全国大会出場を目指して日々厳しい練習に取り組んでいます。
過去には太平洋選手権準優勝、全国大会において優秀な成績を残す選手など数々の柔道家を輩出していました。そんな強い名古屋商科大学柔道部を復活させるために、数年前より強化選手を集めました。全国から集まった部員が厳しい練習ではありますが、雰囲気も楽しく、明るく、目標に向けて活動しています。
剣道部
剣道部は東海学生剣道連盟2部リーグに所属し、1部リーグ昇格に向けて日々稽古に励んでいます。
名商大の剣道場は他の道場に比べても非常に床の質感が良好で、ケガを恐れず練習ができます。休日には監督に就いていただき指導を受け、夏には合宿を行うなど積極的に活動しています。
初心者で入部した学生は先輩から指導してもらうなど、皆で協力し合いながら楽しめる部活です。また、OB・OGの方と『商剣会』を作り、高段者の先輩と稽古会も開いています。
合気道部
合気道は力を必要とするものではなく、相手の力を利用して身を守る護身術です。合理的な体の運用によって、体の小さい人が自分よりも大きな人を簡単に投げ飛ばすのが合気道の醍醐味です。合気道には試合がない代わりに、1対多数や相手が木刀や短剣などの武器を持った場合など、相手がどんな攻撃を行っても柔軟に対応するための一風変わった稽古があります。