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《海外レポート》国際ボランティアプロジェクト Vol.2

名古屋商科大学「国際ボランティアプロジェクト」とは


夏期休暇の2-3週間を、ヨーロッパまたはアジア、北米にて世界中から集まる同年代の若者たちと生活を共にしながら、環境保護、遺跡修復、社会福祉等、地域社会発展の為のボランティア活動に参加します。ボランティアの前後には自主旅行を行い、グローバル人材になるべく見聞を広めます。夏休みを利用して意義ある国際交流体験を行うことができる、本学の海外プログラムの中でも参加人数が多く人気のあるプログラムです。今回は、国際ボランティアプロジェクトにてドイツで活動を行った、経営学部2年生の学生のレポートをお届けします。

国際ボランティアプロジェクト参加を志したきっかけ・動機

国際ボランティアを通して現地の方に少しでも貢献したいと考えています。きっかけは、高校生の時にインドの山岳地帯の村の子供達に勉強道具など物資を送るボランティアに参加したことです。数ヶ月後、届けた物資を使って楽しそうに勉強している子供達の写真が送られてきて、その時初めてボランティアとして自分のしたことが役に立ったと実感することができました。ただ大学生になってからはボランティアに参加する機会を持てず、虚無感に包まれていました。そんな中、前年に国際ボランティアに参加した学生の体験談を聞いて興味を持ちました。また体験談の中で、英語の授業では発言が少なかった学生も多くの学びを得たことや人生において大きなターニングポイントになったと聞いて、「なぜ英語が苦手な人でも多国籍のボランティアメンバーと素晴らしい思い出を築くことができたのか。」ということも気になりました。これから多国籍企業やグローバル企業が増加する中で自分とは異なる人種や国籍の人とともに働く可能性が高まる中、現地の方々とたくさんの交流が持てる経験ができることも国際ボランティアの魅力だと思います。参加した友人たちから「英語苦手だけどまた行きたい。」「絶対にいい経験になる。」といったことを聞き、彼らのように周りに良い影響を与えられるような経験をしたいと思い参加を志しました。

現地レポート「プログラムを通して得た成果、学んだこと」

2週間という期間をいろいろな国から集まったメンバーと過ごすことで、今までの海外経験では得られなかった異文化について理解することができました。特に日本特有の「多い方に合わせること」や「どちらでも」という意見は海外では通用しないことも学びました。今まで私は意見がないわけではないけれど、主張することでどこかや誰かが不利益を被る際には「どちらでも」と答えることが多くありました。それはのちに「面倒になる」ことを避けたいがためでした。しかし、国際ボランティアの活動中は意見を問われることが多く「どちらでも」ではなく「どちらなのか」が重要とされる場面ばかりでした。「どちらか」を選ぶといった出来事で印象的だったが、「まだ仕事続ける?」という質問に対してアジア人は「続ける」の一択であり、その他の人種の人は「家に帰る」を選択したことでした。誰もそれぞれの意見を問い詰めることなく、それぞれの意見が尊重されました。日本では「家に帰る」の選択肢がないわけではありませんが、この場合は続ける事が暗黙の了解です。もし、多国籍企業で働けばどうでしょうか。どちらのルールが通用されるのでしょうか。続けた人は賞賛されるのでしょうか。もしボランティア中、全員が「家に帰る」の選択をしていれば残りの作業は終わらず、翌日以降に遅れが生じていたでしょう。どちらの意見も必要で、状況に応じてどちらかを選択できる事が最適な環境だと感じました。

参加学生の体験談を公開しています。
国際ボランティアプロジェクト2017 現地レポート