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指導者のアクティブラーニングへの取り組み

アクティブラーニング,取り組み

文部科学省による今後の教育でのアクティブラーニングの導入の提唱がされていますが、実際の教育の現場ではどう進めて良いのか戸惑いを感じている教員が多いのが現状です。授業の中で学生との意見交換やグループワーク等を取り入れたとしても、教員との関わり方やフィードバックのあり方によって授業の質が変わってきます。学生にアクティブラーニングに参加させようとしているのに授業での発言が少ないと、ついつい従来の講義形式の授業と同様、気がつくと教員が長く話しているというケースがみられます。学生に「どんなことでもいいので発言してください」と促しても、教員が話しすぎているため学生が発言しにくくなったり、学生を戸惑わせるということにもなります。アクティブラーニングの授業は参加者主体で進めていくのですが、形にばかり気をとられて本来の目的を逸脱してしまう可能性があります。教員は学生にヒントを与える、発言を促す、グループワークに学生と同じ立場で参加する等の補足的な役割を果たすことが大切です。そのためには指導方法の改善と教員の指導力を向上させる必要があります。これからは知識の部分だけではなく、その知識を社会と関わりながらどのように活かして行くのかという観点から思考力、判断力、表現力、人間力などを総合的に身につけられる教育が必要となります。そのため、学生が課題解決に向けて能動的に取り組むことのできる教育を展開できるよう、指導方法を改善させるための教員の養成や研修等の改革が不可欠となります。