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アクティブラーニングで主体的な人材を育成

現在、教育の課題は主体的かつ積極的な人材を育成することです。今の日本の教育では自主性は十分に育まれていますが、主体性を育成するには十分ではありません。自主性とはやるべきことを率先してすることであり、主体性とはその「やるべきこと」を生み出す思考力や判断力、意思決定力が身についていることです。娯楽やビジネス、価値観の多様化する現代社会で、主体的に何が必要かを見定める力が必要となります。テストで良い点数を取るため、偏差値の良い学校を受験するための勉強をしてきた受動的な子どもは、自らの力で未来を切り開くことが得意ではありません。与えられたことをしっかりとこなす姿勢は出来ていますが、何もない状態から「何か」を作り出す創造性はありません。これは自主性はあっても主体性がない典型的な例であり(もちろんそれが悪いとは言いませんが)、やはり様々な状況を乗り越えるには主体性が伴わないのは不利なのです。正解に導くための学習に加え、正解のない問題にも取り組むことのできる判断力を身につける必要があります。

そこで文部科学省が提唱したのが教育の現場におけるアクティブラーニングの早期導入です。課題解決のために考え抜き、思考力を鍛えることで「何か」を生み出せる主体性が身に付いていきます。