株式会社日本経営 冠講座《マーケティング入門》
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小野裕二教授の「マーケティング入門」の授業は、名古屋商科大学と株式会社日本経営との産学連携の一環として、株式会社日本経営からの寄付金を財源に、マーケティングの最前線で活躍する人材をゲストスピーカー...
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Case Method
「MBAキャリアデザイン」は本学大学院修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。今回は中部電力株式会社情報システム部課長の浦野隆好さんをお招きし、新規事業推進とキャリア形成の過程の類似性に着目し、キャリアマネジメントについてアクティブラーニングで考えました。
今回のケースの主人公・村野は売上高2兆円を超える公益企業、一部上場のメーカー、シリコンバレーのITベンチャー企業と、様々な業界での就労経験があります。それに伴い、手掛けた新規事業も、通信カラオケの開発、携帯クーポンメールや学校メール連絡網の提供など多岐に渡ります。各事業でも大きな成功を手にし、一見華やかな経歴に見えますが、何と村野はアメリカの会社に入社したのち、会社の業績不信のため約半年でリストラにあってしまいます。
浦野さん「もしあなたが村野の立場だったら、アメリカの会社を解雇された後、次の就職先としてどう行動しますか?」
学生「中国経済が発展してきているので、日本語と英語が話せることを武器に中国で働く」「アメリカで働いた経験はインパクトがあると思うので、そこを強みに日本で就職活動する」
今回のMBAキャリアデザインでは、複数の企業で成功と失敗を繰り返しながら自身のキャリアを構築したケースについて考察していきました。入社したらその会社で定年まで勤めることが一般的だと思っていた学生たちにとって、村野の人生はなかなか興味深かったようです。可能性を否定せず、様々な角度から物事を見つめることで蓋然性(がいぜんせい)を高め、『自分』という商品のできることを増やしていく。キャリア形成の過程にも様々なパターンがあることを、学生たちはアクティブラーニングで学びとりました。