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ケースメソッドの成績評価

アクティブラーニングの成績評価

大学の成績評価方法といえば、授業最終日に行われる定期試験やレポートの点数で、90点以上ならS、80点以上ならA・・・、とつけられることが一般的な認識かと思います。しかし経営管理課程では定期試験が行われません。では一体どのように成績をつけているのでしょうか?

経営管理課程では「予習レポート」と「授業貢献度」によって成績がつけられます。


予習レポート


「予習レポート」は、予習内容について書かれたレポートです。予習では事前に配布されたケースブックを読んだ上で、アサイメントについて自分の考えをまとめます。レポートの枚数や文字数は授業によって異なりますが、量より質(レポートの内容)が重視されます。予習レポートは毎回授業開始前に提出し、「良いレポート」に仕上げるための書き方のコツなどは、担当教員から直接指導を受けることもできます。

授業貢献度

「授業貢献度」とは、読んで字の如く「自分がどれくらい授業に貢献できたか」というものです。具体的にいうと、問いに対して的確な発言をしたり、授業を大きく展開させる内容や、新たな視点を発表した学生の評価は高くなります。発言回数が多いからといって、評価が高くなるわけではありません。発表時にはまず結論を言い、その上で理由を論理的かつ具体的に説明することが一般的な発表の方法となります。

例えば
「私は賛成です。なぜならケースに・・・と書かれていたため、・・・だと思うからです」
「私は反対です。理由は・・・だからです」

学生は他の学生が自分と同じような意見を発表した場合に備え、いくつもの発言内容を予習時に考えてきます。このようなことを繰り返す中で幅広い視野で物事を見られるようになります。また、グループセッションでリーダーシップを発揮したり、授業内でプレゼン発表者としてうまくプレゼンができた場合も評価の対象となります。一方授業貢献度が低いというのは、授業に参加していないことが挙げられます。極端な話、毎回授業に出席していてもじっと座っているだけでは、評価の対象にならないということです。
授業貢献度による成績評価が可能なのは、長年本学のビジネススクールでケースメソッド授業を行ってきた経験豊かな教員たちが、経営管理課程(BBA)でも教鞭を執っているからです。クラスメイトは良き仲間でありライバル。学生たちはいろいろな引き出しを持って授業に臨んでいます。この関係性も互いを切磋琢磨する上で非常に有効になっています。