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「誰をバスに乗せるのか」が重要

「誰をバスに乗せるのか」このフレーズを聞いてピンとくる方は企業経営に興味があり、世界中でベストセラーとなったジム・コリンズ氏の「ビジョナリー・カンパニー2」を読まれた方ではないでしょうか。本の中では人材採用を「バスに乗せる」と表現し、「誰をバスに乗せるのか」こそが組織の命運を決めると主張しています。

本学の授業で扱うケース(企業事例)の中でも度々、採用や人材の重要性についての記載があります。採用は企業の成長を左右すると言っても過言ではありません。それほど企業は採用に費用と時間をかけ、慎重に行います。さて、多くの企業経営者が参考にしたこのフレーズですが、本には以下の内容が記載されています。

「偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、まずはじめにバスの目的地を決め、次に旅を共にする人々を乗せる方法を取ったのではない。まずはじめに適切な人をバスに乗せ、不適切な人を降ろし、その後にどこに向かうを決めている。」

多くの会社では目標や戦略、ビジネスモデルなどを最初に決め、それにフィットする人材を採用しようとします。しかし、ジム・コリンズ氏はまず最初に適切な人を採用し、その後に目標や戦略、ビジネスモデルを決めると主張しています。様々な手法が存在する企業経営。経営者は自社の状況を鑑みながら様々な手法の中で最適解を導いていかねばなりません。そのような不確定要素が多い社会でよりベターな答えを選択することができる人材となるためにも、本学では多様なケースに触れて知識を蓄え、ビジネスにおける意思決定能力の向上を目指します。