リーダーシップ は誰でも身に付けられる

学生時代のリーダーというと、クラブや部活動のキャプテン、学級委員長、生徒会役員などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。こういった立場につきたいと考えてる人は少数派で、リーダーは一部の人だけが担当する特別な存在だと思っている方が大多数ではないかと思います。また、リーダーという言葉を聞いただけで「私には無理」、「私には才能がない」と思う方もいらっしゃることでしょう。

しかし、リーダーシップは誰でも身に付けられる能力で、決して特別な能力ではありません。経験を積むことで身につけることができる能力です。社会に出るとグループやチームなどを組むことはよくあり、大なり小なりリーダーシップを発揮しなければいけない場面があります。そのため、就職活動においてもリーダーシップ能力について質問されることもあるほどです。

本学のケースメソッドでは社長や部署のリーダー、店長などの視点から問題解決のための意思決定が求められます。ケースには「この状況の中、あなたがリーダーだったらどう判断するか」という問いが書かれており、授業の参加者はこの質問に答えなくてはなりません。この問いに正解はありませんし、当然社会に出ても正解はありません。自分で意思決定し、ロジックと表現でまわりに説明し、人を納得させることが重要なのです。まわりの人に説明し、人を動かすことは簡単なことではありません。教室の中でトライ&エラーを繰り返し経験を積むことで、グループやチームを率いていくことができるよう成長していくのです。ケースメソッド はまさにリーダー育成の場なのです。