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社会で活躍する力を磨く

高校までの予習との違い


高校までの学習における事前準備といえば「予習」が挙げられます。家庭学習で自発的に予習に取り組み、なおかつ「予習=面白いもの」という認識を持つ高校生はかなり少ないことでしょう。

本学のケースメソッド授業予習が必須なため、大学進学時に不安を覚える学生も一定数います。しかし、実際に取り組んでみると「予習=面白いもの」という認識に変わる学生も。なぜなら、高校までの「答えが決まっている予習」とは異なるからです。ケースメソッドにおける予習は「自分が経営者(当事者)だったらどうするか?」という正解のない問いに対して、自分なりの見解を考えるというものだからです。


予習力は社会で活躍するために欠かせない力


この予習能力…正解のない問いに対して自分なりの見解を考えておく能力(事前準備能力)は社会で働く際に役立ちます。

例えば、上司から「取引先でプレゼンをして」という指示を受けた場合。
事前に必要なものを予測・想定して、準備します。
・プレゼンシートはどんなものを作成するのか?
 →取引先が必要としている情報はこれかもしれない
・プレゼン後は質疑応答の時間があるのか?
 →取引先からはきっとこんな質問が飛んでくるだろう

このように「取引先でのプレゼン」というシンプルな指示から様々な事象を想定し、事前準備をすることができる人こそが社会で求められる人材です。この予習能力は後天的に身につけられる能力で、経験を積むことで磨かれていきます。ケースメソッドの予習を通して学生時代に事前準備の癖付けをし、社会で活躍できる即戦力となってくれることを期待しています。