アクティブラーニングで学ぶ心の行動や意識の尺度
- 教員 & 研究
- 授業レポート
椿田 貴史先生による心理学の授業では、ビジネスや教育、医療の現場において最も“使える”心理学を、アクティブラーニングで学びます。 この授業では、自分の悩みや改善したい習慣などに注目し、「自己介入調査」...
READ MORE
Case Method
芳賀裕子先生による経営戦略では、韓国のテーマパーク産業をモデルに、事業拡大における戦略をアクティブラーニングで議論しました。
学生たちは、5年間で約3億米ドルの投資を必要とするヨンイン・ファームランドの大規模な事業拡大を提案しようとする子会社の社長側と、提案を受けるサムスングループ会長側の立場に分かれ、それぞれの意見を発表しました。
世界的に成長産業と見られているテーマパーク産業ですが、景気変動、季節、天候等に大きく影響を受ける点や、入場料のかからない公園、ビーチ、キャンプ場と行ったレジャー施設の存在など、今後の成長がそこまで期待できないのではという見方もあります。
この事業拡大計画は、果たして成功するのでしょうか。
子会社側:「この事業拡大により、”韓国のテーマパークといえばヨンイン・ファームランド”という他を圧倒する地位を築くことができ、長期的に見れば黒字となります。また、雇用機会の創出にもなります。」
会長側:「ウォーターパークを増設する計画ですが、冬季期間の集客や維持費はどうするのですか。」
子会社側:「ウォーターという名称に縛られず、アイススケート場として利用することができます。またナガシマスパーランドのように、併設する施設全体で利益を出すよう運営を進めていきます。」
会長側:「では、テーマパークの平均滞在時間を伸ばすためには、どのような案がありますか?」
今回の議論を通して学生たちは、相手を説得できるよう理論的かつ具体的に説明することの大切と難しさを実感したようです。
就職後、必ず必要になる提案力、そして提案に落ち度がないか分析する力をアクティブラーニングを通じて獲得することができました。