株式会社日本経営 冠講座《マーケティング入門》
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小野裕二教授の「マーケティング入門」の授業は、名古屋商科大学と株式会社日本経営との産学連携の一環として、株式会社日本経営からの寄付金を財源に、マーケティングの最前線で活躍する人材をゲストスピーカー...
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Case Method
「MBAキャリアデザイン」は本学大学院修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。
今回は、ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社経営企画部の櫛田光司さんを講師としてお招きしました。
既存事業をさらに強化・充実させていくべきか、それとも新たに事業領域を広げていくべきかということは、企業戦略上、大きな選択となります。
今回は小売業におけるネットスーパーを取り上げ、成功事例・失敗事例をもとに、今後ネットスーパーが進むべき方向性、戦略案をアクティブラーニングで議論しました。
インターネットが人々の生活に欠かせないものとなり、ネットショッピングやフリマアプリなど、インターネットを通しての買い物は身近な方法となりました。
新たなビジネスモデルとして期待されているネットスーパーですが、黒字化している企業は少ないのが現状です。
ネットスーパーに、消費者のニーズは本当にあるのでしょうか?
現状分析をし、成功要因をグループワークで探っていきます。
「黒字を出している企業は、TVCMで宣伝広告活動を積極的に行っています。ユニーも店舗型スーパーとしての信頼を得られているので、SNSなどを通じてもっとネットスーパーのPRを行って行けば良いと思います。」
「ドラッグストアやコンビニユーザーの獲得も狙いたいですね。」
「コンビニなどでの受け取りサービスを拡大すれば、いいのではないでしょうか。」
「高齢者や買い物に行く時間がないサラリーマン、スーパーが近くにないエリアなどへの対応と考えると、店舗受け取りよりも配送サービスの向上に焦点を当てて考えていくべきではないでしょうか。」
時代を先取りするビジネスモデルにより新たな事業領域を開拓することは、企業が生き残り発展していくため、どの分野においても必要不可欠なことです。
今回の講義を通して、学生たちは、新たな事業領域を考える上での幅広い視野を身に付けることができました。