売上が向上するほど肥満者が減る?
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本日の講義「ロジカルシンキング2」では、学生がアメリカの飲料メーカー「ペプシコ」のCEOの立場で ペプシコが抱える経営課題について考え、クラス全体でアクティブラーニングで考えました。 20世紀に入り、肥満...
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Case Method
大宰北斗先生の企業の経済学の講義ではハーゲンダッツジャパンをケースに独占禁止法についてアクティブラーニングで考えました。
他の大手メーカーが100円から180円程度でアイスを販売していた時代に、高価格帯アイス市場において独占企業と呼べる存在となっていたハーゲンダッツ。独占禁止法はなぜあるのかについてまずは考えてみました。
ハーゲンダッツは徹底的に原材料にこだわりっており、高級アイスとして知られています。ライバルメーカーが価格競争を繰り広げる中で、ハーゲンダッツは常に280円というアイス市場において高い小売価格をキープしていました。ところが、1997年4月、ハーゲンダッツ・ジャパンは独占禁止法に抵触しているとして公正取引委員会から指導を受けます。
ではなぜ独占禁止法はあるのでしょうか?学生からは以下のような意見が発表されました。
「需要と供給で価格が決まるのではなく、ハーゲンダッツが市場の価格を決められることになってしまう」
「高価格・低品質に繋がると消費者が損をするからだと思う」
「アイスは欲しいがその企業のアイスはほしくないとなると、他の選択肢がないからアイス全体の消費が落ち、景気にも影響するのではないか?」
独占禁止法の意義をディスカッションした後は、グループごとに独占企業になったつもりで販売価格と生産数量の関係から利益を最大に生産数量を考える実験を行いました。企業側になると、どのグループも利益を追求していきます。経営者となれば利益を出していくことは必須です。独占禁止法に抵触せず最大限利益を増やす方法を、アクティブラーニングで今後も学修していきます。