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アクティブラーニングで学ぶ「仕事の価値」

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

「MBAキャリアデザイン」は企業の第一線で働く本学ビジネススクール修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。

今回は、株式会社角屋食品代表取締役の角谷直樹さんを講師としてお招きしました。

人間にとって仕事とは、ただ金銭を得るための手段であるのか、他にどのような価値があるのか。アクティブラーニングを通して考えました。


考えてみよう、仕事の意義・価値


「一生を振り返った時、充実した人生であったと堂々と誇れるキャリアを歩んでほしい。」
今回の講師、角谷直樹さんは言います。

角谷さんは、味の素株式会社で研究者として働いていましたが、実父の発病と手術を機に、家業の角屋食品を経営者として継ぐかどうかという大きな決断を迫られます。

学生たちは、角谷さんの実体験をモデルケースに『仕事の価値とは何か』を、議論を通じて明確にしたうえで、『キャリアは計画できるものなのか』、『キャリアを歩む目的は何か』を考えました。さらに議論を深めるために紹介された実存主義の基本テーゼを前提に『仮に人間の本質形成に仕事が影響を与えるならば、我々はどのように仕事を選択すれば良いか』という課題に学生たちは取り組みました。

「今考えられる、人生の最終目標のようなものから仕事を選択すべきだと思います。もしそれが分からなければ、なぜ生まれてきたのか、自分にとっての幸せとは何かというところから考えていくべきだと思います。」
「本質のことを考えて仕事を選択しても、想像していたものを得られるかどうかは分からないので、まずは自分がやりがいを感じるものを選んでいけば良いのではないでしょうか。」

講義後、学生から「今、自分がどうあるべきか、何者になりたいかということを、今一度考え直したいと思いました。」「将来に対する考えの幅が広がりました。」という声が上がり、各々のあり方や価値観について考える貴重な機会となりました。