BBA×名古屋市と起業家の創出を考える《加藤セミナー》
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名古屋キャンパス(BBA - Bachelor of Business Administration)の加藤 和彦セミナーに所属する学生たちが、名古屋市が運営している起業を応援する施設「Nagoya Innovator's Garage」に訪問しました。今回は、セ...
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Case Method
「MBAキャリアデザイン」は企業の第一線で働く本学ビジネススクール修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。
今回は、世界的な大手製薬会社イーライリリーアンドカンパニーの日本法人である日本イーライリリー株式会社より、神澤勉さんを講師としてお招きしました。
製薬会社の将来を考えることを通して、答えがないものに対し自らの頭で考え、言葉で伝えることをアクティブラーニングで実践しました。
製薬業界全体の売り上げが横ばいで推移する中、日本イーライリリー株式会社は、積極的に新薬の研究開発に取り組み、2007年から2012年で売り上げが約2倍になるなど、順調に成長を続けてきました。
しかし、国民医療費を削減するための薬価改定、特許が切れた新薬と同じ効果がある安価なジェネリック医薬品の普及、医薬品の研究開発にかかる莫大な費用や開発成功率の低さ、プロモーションの規制など、製薬業界での成長には様々な障壁が存在します。
今後、製薬業界全体としては、拡大成長していく見込みがあるのでしょうか。
「現在、指定難病が100以上も存在し、また高齢化で寿命が伸びる中で、新たな病気が生じることも考えられるので、製薬業界は成長していくと考えます。」
「近年は予防医療が叫ばれるようになり、健康食品やサプリメントが充実してきたので、製薬会社の全体の売り上げとしては低下するのではないでしょうか。」
「人口知能の発達により、新薬開発の質・生産性が向上することが考えられますが、そもそも病気という概念が変化し、新薬開発を製薬会社が行う必要がなくなることも考えらえます。」
など、活発な議論が行われました。
製薬業界の特徴を学ぶことで、学生たちはキャリアの多様性を再認識した様子でした。
また、講師の神澤さんより「就職活動においては、戦略的に行動することが何よりも大切である。決算短信を見ることで企業の様々な面が見えてくる。」とのアドバイスを頂き、学生にとって新しい学びとなりました。