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アクティブラーニングで学ぶ株主総会

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

都心型コースでは各Termごと2週にわたり週末講義が行われます。Term4の週末講義、小川晶露先生のビジネス法入門では、会社法を中心としたビジネス法全般を、特に会社経営者の立場からアクティブラーニングで学修しています。会社法とは、会社の設立・解散、組織、運営、資金調達(株式、社債等)、管理などについて規律する法分野を指します。会社法は、将来起業したいと考える学生だけでなく、社会人として知っておくべき内容が多くあります。今回は会社法で必要的機関とされている「株主総会」について学ぶ中で、実際に模擬株主総会を行いました。

体験することで理解しやすくなる


学生たちにとって「株主総会」とは、どのようなものでありどんなことが行われているか、イメージすることは容易なことではありません。しかし、どのように行われているのか実際に体験してみるとどうでしょうか。今回は一般的に株主総会がどのように進行されているのか、議長役を務める「社長」や「監査役」を学生の中から募り、シナリオありバージョンで雰囲気を掴むところから始まりました。

議長「それでは、第1号議案、第45期利益処分案承認の件を上程いたします。・・・」

このように筋書きがある程度決まっている株主総会も、学生たちにとっては未知の世界です。どのような言葉を使い、どのようなタイミングで拍手があるのか、どんな流れで進行されているかをまずは押さえることで、ぐっと身近に感じることが出来たようです。また、自分が会社側として株主総会に参加した場合はどのようなことに気を使わなければならないかという点についても気づきがあったようです。次回の講義では自分たちで全て内容を考えたシナリオなしバージョンの株主総会を行います。会社側として参加する学生たちは、講義までの空いた時間に集まり話し合って内容を詰めています。ビジネスの現場では予想していないことも多々起こりますが、アクティブラーニングで体感することで、未然に問題を防いだり、問題が起きた場合の対処方法について考えておくことができます。
このようにアクティブラーニングで自分の体を使って学ぶことで、ただ内容を読んで把握するよりも学修効果は数倍にも上昇します。