売上が向上するほど肥満者が減る?
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本日の講義「ロジカルシンキング2」では、学生がアメリカの飲料メーカー「ペプシコ」のCEOの立場で ペプシコが抱える経営課題について考え、クラス全体でアクティブラーニングで考えました。 20世紀に入り、肥満...
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Case Method
「MBAキャリアデザイン」は企業の第一線で働く本学ビジネススクール修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。
今回は、ホーユー株式会社 経営企画室より、菊田健司さんを講師としてお招きしました。
成熟化しつつある国内市販ヘアカラー市場で、ホーユーは、これまで築いてきた強みを活かして成長するにはどうすべきか。今後の成長戦略を議論し、アクティブラーニングでマーケティングの真髄に迫ります。
ホーユー株式会社は創業100年を超える老舗企業で、専業メーカーとしてヘアカラー事業に経営資源を集中し続けることで、業界トップの地位を確立してきました。
ホーユーは、発売当時画期的であった1剤式の「ビゲン」ブランドで大成功を収めましたが、その後「泡」で染めるという新たなヘアカラー剤を他社が発売したことにより、女性黒髪市場でNo.1の座を奪われてしまいます。
市場が成熟化しつつあり、業界内の競争が激化している国内市販女性ヘアカラー市場において、ホーユーは今後、どのようなマーケティング戦略を行っていけば良いのでしょうか。
◆菊田さん「市場・消費者をどのように分類し、ターゲットを選定すればよいか。ターゲットにブランド・商品をどのように見てもらいたいか。その実現のためにどのような策を講じればよいか。」
◆学生「若者の間ではテレビ離れが進んでいますが、ビゲンのターゲット層は家事の合間にテレビを見ることが多いので、テレビCMに重点を置くべきだと思います。」
◆学生「ビューティーンは色のラインナップが豊富なので、より個性を出したいという人を狙って雑誌広告を活用すべきです。ビューティーラボは大学生や20代を狙って通学・通勤の電車広告が有効だと思います。」
講師の菊田さんからは、「マーケティングとは、顧客目線で知恵を使い続け、顧客の心を動かす価値を創造することだ」というお話も聞くことができました。
作りたいもの、売りたいものを一方的に発信するのではなく、消費者目線で商品を作り、伝えていくことがマーケティング戦略には大切なのだと知ることができました。