BBA×名古屋市と起業家の創出を考える《加藤セミナー》
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- 授業レポート
名古屋キャンパス(BBA - Bachelor of Business Administration)の加藤 和彦セミナーに所属する学生たちが、名古屋市が運営している起業を応援する施設「Nagoya Innovator's Garage」に訪問しました。今回は、セ...
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Case Method
土屋繼先生の「クリエイティブシンキング」の授業ではビジネスにおいてアイデアを出すとはどういうことなのか、またどういう時にアイデアが必要なのかを企業の事例をもとに参加型授業のアクティブラーニングで学修します。そして、この授業を通して新たなアイデアを生み出す基礎的な知識を養い将来ビジネスの場において身につけた力を発揮することを目指します。
1994年の日本マクドナルドについて講師オリジナルケースを使用し議論が行われました。「お客さまに対してマクドナルドはどのような価値を提供していましたか?」といった学生にとって身近な内容で授業は進んでいきます。マクドナルドは平日にハンバーガーの半額キャンペーンを行ったためハンバーガーは安物食品というイメージを顧客に与えてしまいました。そのことから、その後ハンバーガーの値上げをすることが難しくなってしまいます。つまり、物を売るためには顧客を見つけて価値を生み出し、どう提供し続けるかが重要なポイントになるということを先生はわかりやすく教えてくれました。そして、学生たちは身近な内容で話し合うことで理解を深め、顧客に価値を提供し続けることの大切さを学ぶことができました。
マクドナルドのケースから、一度顧客に与えてしまった価値を提供し直すことは難しいことがわかりました。ビジネスではそれまで誰も考えたことのないアイデアを生み出し、それによって顧客に新たな価値を提供することはとても大切なことです。それまでにないアイデアというのはどのような文献にも直接的には書いていません。そのため、アイデアを生み出す思考スタイル「クリエイティブ・シンキング」の授業では実践的方法を体験し修得して創造的に考える力を養っていきます。
授業を終えた学生からは、
・安く物を提供することだけがいいことではないと思った
・物を売るためにはどのように提供するのかを考える必要があることを知れた
・いろんな視野で物事を見て考えないといけない
・先生の話が分かりやすく楽しくアイデアが出せた など感想を聞くことができました。
授業を通してアイデアを生み出す視点を養いクリエイティブな思考スタイルを身につけておくことはビジネスをするうえで大切な要素になってくると言えます。
参加型授業であるアクティブラーニングの学びは名古屋キャンパスで開催する進学相談会で体験していただくことができます。まだ名古屋商科大学の学びを体験されたことがなければ、ぜひ進学相談会にご参加ください。