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《オンライン授業》議論を通じてアウトプット力を磨く

納村信之先生のビジネス行動観察の授業では、ユーザーが普段どのような環境で生活しているのか・どういった考え方で商品やサービスに接しているのかといったことを観察し、その結果を分析することを通じて新たなマーケティングの可能性を模索していきます。今回の授業では「コンビニの本質とは何か?(セブン−イレブン・ジャパン)」というケースを使用しました。
学生たちは事前に予習を行ない授業に臨みます。まずはじめに、学生たちは少人数のグループディスカッションを行います。このグループディスカッションを通じて、それぞれの意見を共有し合うところから授業が始まります。

グループディスカッションの目的…
名古屋キャンパスの授業は20分間のグループディスカッションののちに、参加者全員で議論を行うクラスディスカッションに移ります。60〜70名程度で行われるクラスディスカッションの前のウオームアップとして、7〜8名程度の少人数でディスカッションをする時間が設けられています。学生たちはこの時間を使って、自分の意見がちゃんと相手に伝わっているのか等確認をしたり、他の学生の意見を通して自分の意見をブラッシュアップしていきます。

言語化の能力を高めるために


納村先生からの「コンビニの本質とは何ですか?」という質問にたくさんの挙手があがり、学生たちからは様々な意見が出ていました。「生活の一部」「若者が売上に貢献」「リラックス」「家の近所」「信頼できる」「自由な空間」といった端的な言葉を用いた意見が出る中で、「コンビニは気軽に入店することができる」と言ったように文章で回答する学生もいました。そのような回答に対して先生からは「簡潔に短い言葉で本質を伝えるように」とのアドバイスがありました。短い言葉で表現することに慣れていない学生は苦戦をしているようでしたが、簡潔な言葉で本質を言い表そうとすることで言語化の能力が高まります。言語能力を高めることで自分の意見が相手に伝わり、コミュニケーション能力も高まります。今回の授業を通して、これらの能力を高める必要性に気づいた学生も多いことでしょう。


オンライン上であっても活発な議論が交わされる


そして今回は1年生の授業でしたが、とても活発に議論が交わされていました。新学期が始まって2週間も経っておらず、また学生同士が面と向かって話し合う機会もなかったに関わらず、すでに多くの学生が挙手・発言をしていました。新入生たちの積極性や能力の高さを目の当たりにすることができる授業でした。