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BSc in Economics

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《授業レポート》アクティブラーニングで学ぶ小林 武先生の「金融政策」

現在の金融を取り巻く問題を考える


近年、日本および世界の金融政策の与える影響は大きくなっている一方、金融政策をめぐる問題もより複雑となっています。小林武先生の金融政策の授業では、金融政策が我々の実際の生活にどのように影響を与えるのかを議論を通じて理解を深め、金融政策に関する基礎的な知識を習得し、その知識を元に、現在の金融を取り巻く問題について自分の力で考えられるようになることを目的としています。

資金の時間価値

3週目となる今回は、証券価格評価の基本的な考え方について学んでいきます。『現在の100万円と1年後の100万円で価値が高いのはどちらか?』の問いに対し学生たちが意見を出し合いました。「将来は不確実だから現在の100万円の方が価値が高い」、「現在の100万円と1年後の100万円の価値に差はないと思う」など様々な考えが飛びかった後、小林先生は投資についての意見を投げかけます。
確実にお金を増やす方法として定期預金がありますが、金利が10%だった場合、1年後には110万円に増えています。ファイナンスの鉄則として、現在と将来では同じ価値でも経済的価値が異なるとし、これを『資金の時間価値』と呼びます。小林先生は、実際の生活に即したテーマをクイズ形式で進め、学生たちに積極的に意見を促していきます。金融政策を理解するのは決して易しいものではありませんが、身近なテーマでディスカッションすることにより、理解を深めていく様子が印象的でした。