留学生と学部生が共に学ぶ書道体験～日本文化への理解を深める一日～

名古屋商科大学では、毎年100名を超える外国人留学生を受け入れており、留学生が日本文化への理解を深めるられるよう、多様な国際交流イベントを年間を通じて継続的に実施しています。その一環として書道体験イベントを開催し、23名の外国人留学生および18名の学部生が参加しました。

イベントの冒頭では、書道の基本技法である「とめ」「はね」「はらい」の実践方法についてのレクチャーを行いました。書道の経験がない留学生も多く、筆運びの難しさに戸惑いながらも熱心に練習に取り組む姿勢が印象的でした。また、日本人学生が留学生に対し書道技術を英語で指導し、共に学び合うことで相互理解が深まる場面も多く見られました。

参加した留学生の中には、名古屋商科大学の正門で初めて目にした日本の桜の美しさに深く感銘を受け、「桜」という漢字を選び書道に挑戦した学生もいました。この留学生は「『桜』という漢字の形に新鮮さを感じ、日本の自然観や美意識に触れることができました」と感想を述べています。

イベント終了後、留学生たちは自身が制作した複数の作品を記念として持ち帰り、日本の伝統文化に直接触れる機会を得たことに対して高い満足感を示していました。今回のイベントは、参加者が和やかな雰囲気の中で積極的に交流し、異文化理解を深化させるとともに、多様なバックグラウンドを持つ学生同士の国際的な繋がりを促進する有意義な機会となりました。