経営管理課程 × 株式会社星野リゾート

経営管理課程4年 中村さん
岐阜県立岐阜農林高等学校出身
大学時代のアルバイト経験が、将来の夢や志望業界に大きく影響を与えたという経営管理課程4年の中村さん。結婚式場や鵜飼の船頭としてのアルバイトを通じて「地域の魅力を発信する仕事がしたい」と感じ、星野リゾートへの入社を決意しました。就職活動での取り組みや、これからのビジョンについてお話を伺いました。
アルバイトの経験が将来の夢につながる
大学時代に経験した2つのアルバイトが、進路を考える上で大きな影響を与えました。1つは結婚式場でのアルバイトで、お客様のために先回りして行動する「サービスの本質」に触れ、人の役に立つ仕事のやりがいを実感したことです。2つ目は岐阜長良川鵜飼の船頭としてのアルバイトです。県外から来るお客様に地域の魅力を伝え、最後に「また来ます!」と言っていただける瞬間に大きな喜びを感じました。この経験から、地域の魅力を発信する仕事に携わりたいという思いが芽生えました。
星野リゾートは、ホテルという「滞在」の体験を通じて地域資源を活かし、国内外に地域の魅力を発信している企業です。私もその一員として、地域の魅力を高め、地域の方・旅行者・働き手など多くのステークホルダーが直接接する機会を創り、「旅行」を通じてその方々を幸せにする仕事をしたいと感じました。
インターン参加と経営管理課程での学びを就活に生かす
星野リゾートのインターンシップに1ヶ月間参加し、実際に現場で働く中で「現場が大切にしている価値観」を肌で感じることができました。この経験を通じて、入社後のイメージや自分との相性を明確にできたことが大きな収穫でした。また、経営管理課程で培った「論理立てて説明する力」を就職活動において発揮させることができました。授業ではケースを読み、理解した上で、自分の意見を相手に齟齬なく伝えられるよう十分な予習をして臨むことが必要になります。就職活動では、「なぜその会社で働きたいのか」「自分の経験とどう結びついているのか」を言葉で伝える必要があります。このように“論理的に説明する力”は、面接の場面でも非常に役立ちました。
内定をいただいた時はものすごく嬉しくて、すぐ家族や友人に連絡したのを覚えています。誰もが知る企業からの内定に、「チャレンジしてよかった」と感じています。入社後は、地元に星野リゾートを開業することを目標に、会社の経営や価値の生み出し方を学ぶのはもちろん、まずは目の前のゲストの方を満足させるためのサービスを磨いていきたいです。
「素直になること」「人を頼ること」「たくさん話すこと」が大事
就職活動を振り返って感じたことは、「人とたくさん話すことの大切さ」です。夢や目標がある人は、そのまま突き進むことで実現に近づけます。ただ、迷ったり突き進んでいくうちに悩みが生まれて壁にぶつかる人もいると思います。そういうときはひとりで抱え込まず、周りに頼ることで道が開けることもあります。頼るのは決して楽なことではないけれど、「素直になること」がその第一歩です。人と話すことで気づけることや、前に進むヒントがきっと見つかるはずです。
取材:2025年1月