こんにちは。
現在香港中文大学に留学中のコミュニケーション学部3年の伊藤真菜です。
初めての長期留学で不安だったこの生活も残り1週間となりました。
過ぎてみればあっという間で、今は少し寂しくもあります。
香港での生活を例えるなら、山に一度も登った事がない人間が急に富士山の麓で車からおろされ放置された状況でしょうか。
周りの登山者は登山経験ありでツールも豊富。でも自分には何もない。そこらへんに落ちている枝を使って登り始めるけど、その姿を見た他の登山者には笑われ、呆れられる。雨は降ってくるし、雷も鳴る。
それでも諦めずに登り続けていると、時に声をかけてくれる登山者がいる。
きっとツールだけをたくさん持っている登山者は私とは違う景色を見る事ができたでしょう。それでいい。そのかわり私が見ていた景色を彼らが見る事はできないのだから。彼らが得た物と同じである必要なんて無い。
人間は目に見える結果を求めがちである。結果を残すことはもちろん大事だ。
でももっと大事なことは他にあるのではないだろうか。
それに気付く事ができたのもここでの生活を支えてくれた方々のおかげだと思っています。
ありがとうございました。
意味のある留学生活は人それぞれ。
誰に何を思われようが、私は香港中文大学に留学してよかったと心の底から思っています。
この写真は先日のFare-well partyの時の集合写真です。
同時期に彼らのような優秀な学生と経験を共にする事ができた事を誇りに思います。