秋晴れの中、岐阜県恵那市において留学生30名による稲刈り体験会が行われました。会場となった田んぼは、日本の里山風景を味わえる中山道沿いの地域にあり、今年5月に別の留学生が田植えをした所です。

現代は、機械化によりコンバインによる稲刈りが主流となっていますが、地元農家の方々の協力もあり、昔ながらの手刈りとハザがけを体験することができました。参加した留学生は、日本の鎌を使った稲刈りは初めてで、最初はおそるおそる稲を刈っていましたが、すぐに慣れ最後には「もっと刈らせてほしい」と言ってました。刈り取った稲からお米になるまでの説明を受け、いろいろな手間がかけられておいしいお米になっていることに驚いていました。そして、小さな耕作面積からいかに収量をあげるかを工夫してきた日本の稲作が、現代の「ものづくり」に通じていることを実際に体験することで感じ取ったようでした。

昼食後は、「中山道ウォーキング」と「のれん作り」の二グループに分かれ、それぞれ恵那市が誇る自然や文化を楽しみました。のれん作りは恵那市長島町まちづくり委員会のホームページでも取り上げられています。次回は座禅会で恵那市をまた訪れる予定です。