アクティブラーニングで学ぶ心の行動や意識の尺度
- 教員 & 研究
- 授業レポート
椿田 貴史先生による心理学の授業では、ビジネスや教育、医療の現場において最も“使える”心理学を、アクティブラーニングで学びます。 この授業では、自分の悩みや改善したい習慣などに注目し、「自己介入調査」...
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Case Method
「MBAキャリアデザイン」は本学大学院修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。今回は武田テバファーマ株式会社にてCEOオフィスメンバーとして様々な社内プロジェクトに参画されている下山由佳さんから、製薬会社・日本イーライリリー株式会社をケースに「組織内コミュニケーションにおける課題と解決策」をアクティブラーニングを通じて考察しました。
社会人なら誰もが経験したことがあるであろう、会社組織の問題。業務上、複数の部署と連携をしたり、時には会社の垣根を超えて経営目的やビジョンの達成をめざすことは当たり前とも言えます。そのために必要なこととは何か?アルバイトくらいでしか就労経験をしたことがない学生たちが、ケースの主人公になったつもりでそれぞれ解決策を考え、グループディスカッションを行いました。
「連携をうまく行うためには情報共有が大切だと思う。」「伝達事項の漏れや抜けを防止するためには・・・」「立場をフラットにして話ができるとコミュニケーションが取りやすくなるのでは?」
下山さん「実体験、例えばアルバイトの時にこのような経験をしたことはありますか?」
アルバイトやクラブなどでも気持ちを1つにし、同じ目標に向かって動く場面は多々あります。社会人になり企業で働く際、円滑に仕事をすすめるためにはどのようにすればよいのか、学生たちはアクティブラーニングでこの主人公の経験を追体験しながら、ヒントを得ていきます。
最後に下山さんから「いろいろな解決策を考えてもらいましたが、それは実現できるものですか?」という質問が投げかけられました。「絵に描いた餅」はビジネスの現場で利益につなげることができません。
今回、アクティブラーニングだからこそたくさんの解決策を考えつくことができました。もう1ステップ先の「実現性のある解決策を考えること」そして、「解決策を実現できる自分になること」。働く際に必ずぶつかる組織内のコミュニケーションの課題を多方面から考察し、また一つ就職した際に必要な力を学ぶことができました。