アクティブラーニングで学ぶ上手な説明の仕方
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伊藤 武彦先生のロジカルシンキングの授業は1年次を対象に開講されています。この授業ではこれからケーススタディで学修していくうえで基本となる、ロジカルシンキング=論理的思考をアクティブラーニングを通し...
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Case Method
「MBAキャリアデザイン」は本学大学院修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。今回は「バイトル」や「はたらこネット」などの求人情報サービスで有名なディップ株式会社 人事本部人材開発室長の小岩浩美さんをお招きし、成長企業における成功要因をマーケティング戦略の視点で検討し、さらに成長するためにはどのように戦略展開をすべきかアクティブラーニングで考察しました。
ディップ株式会社は、2017年に設立20周年を迎えました。これまで独自機能の搭載や大胆なプロモーションを展開し、ベンチャー企業ならではのスピードでユーザーの期待に応え、現在では一部上場企業に成長しています。今回の講義では今後ディップが力を入れていくべき事業として売上高の構成比の大半を占める、「バイトル」に注目しました。アルバイトをしている学生も多く、バイトルは学生にとっても身近なアルバイト求人情報サイトです。
「VRで働く様子を体験できるといいのではないか」「中高生がアルバイトをする年齢になった時、バイトルから応募してもらえるよう、人気Youtuberとコラボした動画広告を出すのはどうか?」など学生ならではの視点や、たくさんのアイディアが発表されます。
小岩さんから「なかなか面白い意見が多いが、収益の出し方やコスト面はどのように考えていますか?」とのご意見をいただくと、現実的に可能な案を考えることも視野に入れる必要性を感じたようでした。
学生たちの今の強みは「自由に発想できること」です。今後は他の講義でも課題とされている、「実現性の高い案」を発想できる力をアクティブラーニングを通じて身につけていきます。