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アクティブラーニングで学ぶファイナンス入門

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

都心型コースでは1年次から、金融について学んでいきます。今回は、瀧野 一洋 先生の担当科目「ファイナンス入門」を紹介します。個人や企業が直面する金融問題に関するケースを通して、投資、資産価値についてアクティブラーニングで考えます。

保険や投資における金融リスクを理解する


授業では、金融(取引)という仕組みが誕生した経緯を知り、基礎的な金融とは何かを理解し始まりました。そして、保険の販売を通してリスクについて学びました。

瀧野先生のオリジナルケース「成績保険」というケースを使い、保険とはどういう仕組みかを理解し、保険購入者と販売営業の立場に立ってリスクを全体討議で理解しました。ケースの内容が面白く、楽しく保険の仕組みを理解することができたようです。

授業が進むにつれて、取り扱う内容も難しくなってきます。例えば、海外投資や、事業家の投資決定についても学びます。企業が海外に進出する上で、大事なことはどのようなことかをケースを使って、多面的に考えます。また自分が投資家だったら、手持ち資金をどのような事業に投資すべきかを考えます。キャッシュフローが与えられた具体的事業を想定することで、計量的な意思決定のルールを学修します。

多くの1年生にとって金融の授業は人生で初めて学ぶ内容でした。はじめは分からないことだらけだったようですが、投資やファンドマネージャーの話なども、現実的なケースを使うことで興味を持ち学ぶことができ、株や投資の仕組みがよく分かり知識が身に付いたようです。

ビジネスに対して金融上の視点を持つことや、計量的情報に基づいた意思決定を行うスキルを養ったことで将来に活きる学びが得られました。

・保険とは
将来起こるかもしれない危険に対し、予測される事故発生の確率に見合った一定の保険料を加入者が公平に分担し、万一の事故に対して備える相互扶助の精神から生まれた助け合いの制度
・キャッシュフローとは
企業活動や財務活動によって実際に得られた収入から、外部への支出を差し引いて手元に残る資金の流れのことをいう。