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アクティブラーニングで学ぶ、街を便利にするアプリ開発

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みなさんは、銀行のATMを使いながらその操作性に不満を感じたことや、スマートフォン(SmartPhone)からネットショッピングのやり取りを行うときに不安と不便さを感じたことありませんか?または、巨大な商店街やアウトレットモールを歩きながらもっと親切にショッピングを助けてくれる案内ソフトウェアがあればいいのにと思ったことはありませんか?


情報化社会において、ITを活用したサービスや製品は必要不可欠となってきています。韓 尚憲先生による授業「プログラムデザイン」ではITを活用した経営革新や、経営企画スタッフなどが携わるプログラムのデザインをテーマとして、ソフトウェアの開発に関わる全般的なプロセスについて勉強します。

世の中を便利にしてくれるソフトウェアは、有形のハードウェアとは製造する過程が異なります。無形なソフトウェア(Software)を開発する企業の立場に立つと「設計 → 開発 → 製造 → ソフトウェアプロダクト」という製造過程があります。この過程をイメージし、開発企業の立場に立ってアクティブラーニングで学んでいきます。

授業では、コンピュータ言語を用いたプログラミングのテクニカルな要素を省いて、フィールドワークと議論から生まれるプロトタイプを考え出し提案する発想力を養います。

初回の授業ではプログラムデザインに対する基本的な概念と必要性を理解するために、国内最大シェアを誇るメッセンジャーアプリLINEをケースにソフトウェアのユーザーインタフェースと他国の文化との関係性などについて考えました。

ユーザーインタフェースとは
コンピューターとそれを使う人間の間にあって、人間の指示をコンピューターに伝えたり、コンピューターからの出力結果を人間に伝えるためのソフトウエアやハードウエアの総称。コンピューターの使いやすさを決定する大きな要因となる。

フィールドワークでは教室を出て名古屋駅や大須商店街に




第4週目の授業では、ケースを通じて学んだことを活かしつつ、革新的な思考とプロトタイプの提案をするためにグループにわかれ名古屋駅周辺を探索しました。新幹線の販売機や銀行のATMやお土産屋さんやカフェのレジシステムのインタフェースに関する問題点やアイディアを出し合ってビジネスの側面からの効率よいプロトタイプを考え提案しました。

そして、第6週には大須商店街で、「どうすれば買い物客が道に迷わずにショッピングが楽しめるのか」など、現場観察をしながら問題点やアイディアを出し合って、専用のアプリを開発するためのプロトタイプを考えました。

両日ともグループで活動しますが、提案は個人で行い、個人で評価されます。学生たちは教室から飛び出し、実際に商売が行われている商店街やサービスについて不便や、もっと良くするためのアイデアを現地で体感しながら考えていました。名古屋キャンパス周辺には大須商店街を始め、名古屋駅や伏見駅など人の往来が多いフィールドワークに適した環境がすぐ傍にあります。フィールドワークは、自ら問題を発見し解決する力を身につけられる機会です。