教員 & 研究

Faculty & Research

ケースメソッド

Case Method

  1. TOP
  2. 教員 & 研究
  3. ケースメソッド
  4. 授業レポート
  5. ビジネスモデルコンペティションに出場しました《加藤セミナー》

ビジネスモデルコンペティションに出場しました《加藤セミナー》

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

2018年11月23日(金・祝)に名古屋商科大学ビジネススクールがある 名古屋キャンパス 丸の内タワーにおいて、ジャパンビジネスモデル・コンペティション(通称JBMC)東海北陸大会が開催されました。

このJBMCに、名古屋キャンパス(BBA-Bachelor of Business Administration)所属の加藤 和彦セミナーから3チーム、1年次の有志チームが1チームと、日進/長久手キャンパス所属の小野 裕二セミナーの1チームが出場しました。

この大会では各チームがこれまでのアクティブラーニングの授業で学んできたビジネスモデル・キャンバスを使って、新たなビジネスモデルを提案しました。

ジャパン・ビジネスモデル・コンペティション(JBMC)とは

「ジャパン・ビジネスモデル・コンペティション(JBMC)」は、2011年に米国で始まったビジネスモデルコンテスト「インターナショナル・ビジネスモデル・コンペティション(IBMC)」の日本ラウンドです。

JBMC東海北陸ラウンド(JBMCーTH、JBMC公式地区予選)では、本学の小山龍介准教授北原康富教授が実行委員を務めており、2015年から毎年開催されています。

新規事業の85%以上が失敗するといわれるなかで、ビジネスプランがきれいに矛盾なく書けているかを競う従来のコンテストではなく、どのような仕組みで価値を提供し、利益を上げるかというビジネスモデルの立案と仮説検証に重点を置いています。


大会では、各チームが今まで温めてきたビジネスモデルを発表します。大会前のリハーサル時間には、多くの参加者が会場入りし、プレゼンテーションのリハーサルを行なっていました。何度もプレゼンテーションを練習する姿は緊張感がありました。

優秀チームは、3月の全国大会への出場の推薦がもらえます。そのファイナルで優勝すると海外で行われる発表会の出場権がもらえます。

【世界大会までのスケジュール】
 2018年11月23日   JBMC−TH発表会
 2019年3月2日、3日  JBMCファイナル発表会
 2019年5月10日     IBMCファイナル発表会


新規事業の提案


加藤セミナー所属の女性のチームは、働きながら子育てをする女性にフォーカスしたビジネスモデルを提案しました。また、1年次のチームは、自家用車を広告にするビジネスモデルを日本で展開する提案をしていました。各チーム15分のプレゼンテーションの時間では、提案内容の説明だけでなく、コスト構造や、顧客との関係性、顧客を獲得しサービスを提供する経路などを細かく説明していました。



今回、優秀チームに選ばれたのは、日進/長久手キャンパス の小野セミナー所属のチームです。
優秀チームのメンバーは下記4名です。当日は、一人参加されませんでしたが、個々のプレゼンテーション能力が高く、素晴らしい発表でした。


商学部 加藤優奈さん   
商学部 宮﨑花菜さん    
経済学部 岡島光希さん   
経営学部 橋本ファブリシオ昇さん

彼らは、シルバー世代と呼ばれる高齢者の生活をゴールド(輝かせたい)にしたい想いから、高齢者向けアプリの開発を提案しました。実際に老人ホームのスタッフにサービスの提案し、感想を聞いたり、利用者となる顧客層へのアンケートを取ったりと、実現可能性の高さを感じられるプレゼンテーションでした。


学生の発表を終えて


実行委員の小山先生と北原先生からは、アイデアはそれぞれ面白いものだと高評価をいただきました。ただ、事業内容が複雑になりすぎていたり、対象のビジネス感覚に寄り添っているか疑問点もあると指摘もありました。それぞれの案に対する実証実験や仮説検証が足りないことも一様に言われていました。
例えば、美容院の広告をSNSで代行するビジネスモデルならば、実際に一定期間実施してみてこのプランならばフォロワーをこれくらい集められるといった事実検証があると良いとアドバイスがありました。

そして、取り扱うテーマについては、それぞれ極めて個人的だけど、自分の問題として取り組んでいると最終的に投資家への説得力が違うこともあると小山先生はおっしゃいました。特に女性のチームが女性の課題に向き合う切実さが良かったと評価がありました。

出場した加藤セミナーの学生




日進/長久手キャンパスと名古屋キャンパスの両キャンパスのセミナーでは、ケースライティングに関わることだけでなく、少人数指導を活かした教員からの支援で成長する機会を得られます。