アクティブラーニングで学ぶ心の行動や意識の尺度
- 教員 & 研究
- 授業レポート
椿田 貴史先生による心理学の授業では、ビジネスや教育、医療の現場において最も“使える”心理学を、アクティブラーニングで学びます。 この授業では、自分の悩みや改善したい習慣などに注目し、「自己介入調査」...
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ケースメソッド
Case Method
名古屋キャンパス(BBA - Bachelor of Business Administration)の伊藤 武彦セミナーの様子をお伝えいたします。伊藤セミナーは、BBAの卒業課題であるケースライティングを4年間の学びの集大成として、良いものを書き上げることを目標としています。セミナー内で先生が添削やアドバイスを行うことはもちろんのこと、2人1組のパートーナー制も導入しているため、相談もしやすい体制が魅力です。そして、現代社会において、いかなる環境下でも適応できる人材を育成することも目標としています。
学生が完成させる、ケースライティングには、実際の企業などの問題を提示する「ケース」とその問題を自身が学んできた知識を使って解決する「コンサルティングノート」からなります。伊藤セミナーでは、3年次は、まずケースを書いて先生や学生からフィードバックを受けながら書き上げています。学生は、例えばバイト先や就職したい業界をテーマとして企業研究を行います。ケース自体は文章とデータからなるものですが、発表用にパワーポイントなどを用いて、調べている内容や現状の大枠をセミナーのみんなにプレゼンしています。このプレゼンを行うことで自分の頭の整理もつき、尚且つ先生や学生からフィードバックをもらうことで、欠けてる部分や、疑問を持った点を教えてくれるので、良いケースを書き上げることができています。伊藤先生からは、「いまケースを書いている学年はコロナ禍の問題を書ける貴重なタイミングなので、その企業がコロナなのでどうなった、どう対策したという内容を盛り込むとユニークなケースになる。そして、身近な学友やSNSを通じてサーベイ(アンケート)をとることで、より良いケースになる」とアドバイスをしていました。先生からのフィードバックは、的確なうえ客観的で信頼ができ、実務経験からの意見なので納得することが多いようです。加えて、他の学生の意見があることで、自分の意見だけだと固定概念で執筆が進まなくなることもありますが、学友の言葉で気づきがあると、仲間と共にケースを書き上げている様子が伺えました。
ケースライティングに関わることだけでなく、少人数指導を活かした教員からの就職支援や体験が受けられます。セミナー担当教員は全員実務経験のある実務家教員です。実務経験を基にした有益なアドバイスが受けられることも特徴です。今後もセミナーの様子を随時お伝えしていきます。
ケースライティングとは
ケースライティングとは、ある企業を取り上げて、実際の授業(ケーススタディ)で使用されるケースを作成することをいいます。一つの企業を選出し、企業の成功と失敗の事例をもとに書き進めます。
名古屋キャンパス(BBA)の学生は、2年間をかけてこの「ケースライティング」に取り組みます。ケースの作成は、研究に基づき主観で書き進める論文とは異なり、各企業で現実に起こった事例を客観的に書き進めます。