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2年生対象 キャリアガイダンスが開催されました

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4月26日(水)に2年生を対象としたキャリアガイダンスが開催されました。近年の求人倍率の推移や企業から見た20代若手社員の印象、そして新卒者に求められる能力などを踏まえた上で、就職活動が始まるまでにどのような準備をしておくべきなのかということについて講師の方にお話いただきました。


新卒というアドバンテージ


「新卒者を採用するメリット」について、冒頭に講師の方からお話がありました。例えば、ある企業が社員を教育し直そうとするときにかかる研修のコストは一人当たり5万円とも言われ、社員の全員を再教育するとなると膨大なコストがかってしまいます。この、「社員への再教育コスト」を抑えるための役割の一つを新卒者が果たすことができます。組織というものは新しい社員を入れ続けることで活性化されます。そして、新入社員が成長して会社に貢献できるようになったり、周りの社員にいい影響を与えたりすることができれば社員を再教育する必要性は低くなります。新卒者に求められているのは近い将来にその会社に"新しい風"を吹かせることを予感させるような「成長可能性」や「基礎力」であり、企業はそこに大きな魅力を感じて採用活動を行なっていると言えます。

一方で、大学卒業後、企業に就職しても数年以内で辞めてしまう社会人が多くいるのが現状です。ここ数年のデータで見ると、3年以内の早期退職の割合は28.8%〜32.4%であり、約3割の新卒者が3年未満で退職してしまいます。一度大学を卒業し就職すると既卒者として扱われるため、転職者向けの少ない採用枠を獲得するために社会経験豊富なベテランの人と戦っていかなくてはいけなくなる場合もありますが、その場合、2〜3年の社会人経験では通用しないことが多くあります。辞めてしまう理由として最も多いのが労働時間や給与などの「労働条件」であり、これは裏を返せば会社のことをもっとよく知っておけば退職を防げたということが言えます。


「ずっと働きたい」と思える会社を見つけるために


学生たちが持っている情報のうち、企業についての情報が少ないということを示す良い例がガイダンスの中でありました。「お菓子メーカーを何社言えますか?できれば、その会社が作っている商品とセットで答えてください。」との講師の質問に対し、そのときに出てきた企業の名前は多く見積もっても10社ぐらいでした。しかし、「社員の勤続年数が長いお菓子メーカー」「働きがいのあるお菓子メーカー」などのランキングの中のトップとして出てくる企業の名前はその際には出てきませんでした。このことから、学生たちの持っている情報は「よく聞く企業の名前」ぐらいであり、「その企業がどんなことをしているのか」や「どんな強みを持っているのか」といったような「中身」までは詳しく知らないということです。ネームバリューだけでなく、会社の中身についてより多く情報を得たうえで自分が働きたいと思える企業を見つけることが重要だという「気づき」を得た瞬間でした。

「知らない企業に就職したいとは思わない」というのが真実だと思います。
1回しかない新卒というチャンスを最大限活かせるようにキャリアサポートセンターでは学生に対して手厚いサポートや情報提供をして参ります。