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【企業担当者が教える就活対策Part1】3年生向けキャリアガイダンス

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日進/長久手キャンパスにて行われる毎週恒例の3年生向け就職ガイダンス。今回は企業の人事・採用に関わる方々総勢7名にお越しいただき「企業研究、自己分析」を中心にお話いただきました。選考時に実際にあった就活生の良い例、悪い例も交えながらお話をいただいたことでイメージが沸きやすくなり、事前に失敗を回避するための材料にもなったことでしょう。ガイダンスはパネルディスカッション方式で行われ、リクルートの方が司会者となって企業の担当者の方に、誰もが気になるあんな質問、こんな質問を投げかけました。これまでのガイダンスでリクルートやマイナビの担当者の方から「企業研究、自己分析は大切だ」と習ってきましたが、今回のパネルディスカッションで直接企業担当者の方から聞くことによってより実感が沸いたことでしょう。就活全般の準備について非常に有益な情報をいただきましたので、その一部をご紹介いたします。

自己分析をすると得られるメリット


自己分析は大切だと度々聞いていることでしょう。しかし、なぜ必要なのでしょうか。それをしないで就職活動を済ますことができてしまった場合、どのようなことになるのでしょうか。自己分析をすることによる2つの大きなメリットと、1つの大きなデメリットについて見ていきましょう。1つ目のメリットについてです。パネルディスカッションにご参加いただいた企業のご担当者の方は自己分析は自分の価値観を知ることだとおっしゃっていました。価値観を知ることはどのような働き方をしたいかを知ることにつながり、それが企業選びにも結びついていきます。「お給料がたくさん貰えるのであれば毎日忙しくても構わない」と考える人もいる一方で「お休みが多く、定時退社が現実的な企業で働きたい」と考える人もいることでしょう。これは個人の価値観の違いです。自分自身の求めていることがわからないでいると自分がなんとなく掴んだ企業の雰囲気で入社を決めてしまい、入社後のミスマッチに繋がってしまいます。それは内定がもらえないことよりもよほど損失になってしまいます。2つ目のメリットは自己分析により自分自身の価値が上がることです。自分が何者なのかを理解しておくことで、企業の担当者に自分を売り込みやすくなります。例えばあなたが営業で自社製品を売ると仮定します。その際に製品の説明ができず「買ってください!」を連発したらお客様は買ってくださると思いますか?お客様が購入したいと思うのは製品の特徴がしっかりとわかり、それが自分に必要だと感じ、その代金を支払う価値があると思ったときだけです。就職活動でも同じことです。あなたの長所、短所は製品で言うところの特徴です。その長所は志望する企業で働く際に役に立つものでしょうか。またそれとは逆に、短所は長所で補うことができたり、その企業では大した問題ではないと考えていただけるようなものでしょうか。それらが具体的にわかっていることであなた自身が何者なのかについて明確になり、あなたの特徴がぴったりと企業のニーズにあっているときにそれは価値があるということになります。


自己分析をしないと大失敗するかもしれない


自己分析のデメリットは少し前述していますが、入社後にミスマッチが起こる可能性があります。ミスマッチが起こった結果、自分に合わないと判断したあなたは入社後1年もせず、早期退職を選ぶことになります。昨今問題視されている新卒の入社後3年以内の離職率が30%以上という状態は、様々な社会的背景や個人の事情も絡んでいることから一概に悪いことではありません。しかし、思っていた職場と違ったから入社後早々退職するという最悪の事態は、自己分析と後ほどお話する企業研究をしっかりと行っていればある程度防げるものです。また、自己分析と企業研究をして選んだあなたにとっての運命の就職先は非常に努力して手に入れたものですから、辛いことがあっても手放したくないと思うはずです。苦労して手に入れる。ひょっとすると今の時代に古臭いと思われてしまいますが、大切なことかもしれませんね。


How to 企業研究??


自己分析はSPIの性格診断や、周囲の人達に自分について聞いて回ることである程度明確にすることができます。では企業研究はどのようにすれば良いのでしょうか。企業研究の流れは大きく2つあります。一つ目は業界について調べることです。例えば製造業はどこから材料を仕入れて、どのように利益を得ているのでしょうか。業界の構図はどのようになっていますか。また例えば2020年にオリンピックが開かれることにより製造業が得られるメリットは何でしょうか。またはデメリットは?こんな風に考えるときっとインターネットで色々調べたくなってきます。そして、製造業に興味を持ったとしてどの企業を選択するかが次のステップです。自己分析をきちんと行ったあなたは「◯◯ができる企業に行きたい」と明確になっているためそれが実現しやすい企業を選びます。しかしそれだけでは足りません。競合他社と志望する企業を比較してあなたにとってその企業でなければならない理由を話せるかが大切です。「リクナビやマイナビで同じ業界の企業を見てそれぞれの特徴を把握する」のがお勧めだとパネルディスカッションに参加した企業の方もおっしゃっていました。そして、面接時にきっと聞かれることがあるだろう質問「他にどちらの企業を受けていますか?」にはどのような意味があるのかについても教えていただきました。受けている業界がバラバラの場合、その理由を明確に説明できない限り先に進むことはできなそうです。業界研究をしていればきちんと答えられる内容なだけに、しどろもどろにならないようにしなければなりません。

工場見学、会社見学の機会は活用すべし!

パネルディスカッションに参加したとある企業の方が「業務内容がわかりにくい会社だからこそ、志望する学生に会社見学をしてもらっている」とおっしゃっていました。この会社見学や工場見学は学生に会社のことをより理解してもらった上で選考に進んでほしいという企業の気持ちの表れです。中には業界研究を一緒にしようと考えてくれている企業もあるようです。積極的に活用してその企業を知る手がかりにしてほしいものです。

なぜを5回繰り返せ

ものづくりの県、愛知県では製造業の間ではトラブルがあったら「なぜを5回繰り返せ」という言葉があるそうです。それくらい考えて考えてようやく真に求める答えにたどり着くことができるのです。就職活動でも同じことが言えます。自分の将来のことです。「なぜこの業界?」「なぜこの企業?」という問いに対してなぜを5回繰り返しても足りないくらいだと思いませんか?

次回も新たな企業様をお迎えしてパネルディスカッションが行われます。その模様はまたこちらでお伝えいたします。
併せて「就職に強い大学、名古屋商科大学」もぜひご覧ください。