
30年以上にわたり、毎年行われている就職研修会が今年も開催され、総勢150名ほどが参加しました。この研修会は、就職活動に高い意欲を持つ3年生が任意で参加するもので、2日間かけて面接所作、個人面接・グループ面接の練習を行います。今回も企業の人事担当者をお招きし、その方々に指導をしていただきながら本番さながらの環境で面接練習をしました。さらに、NSCSと呼ばれる、今年就職活動において素晴らしい成果を上げた4年生によるサポーターチームが厳しく3年を指導します。参加した3年生は研修会を通して、質問の受け答えだけでなく、服装から姿勢、話している最中のクセなど、細かいところまで指摘されます。そんな緊張感の中で、過密スケジュールをこなしたことで、精神力・体力ともに大きく成長できたことでしょう。
厳しい視線に晒されながらの面接練習で得たものとは

面接練習は、面接を受けている3年生の周りを他の3年生がぐるりと囲んだ状態で行われます。面接官以外にも見られているという本番よりも緊張する状況で、より一層の度胸がついたはずです。また、他のメンバーが面接を受ける姿を観察することで、客観的な視点を得られ、自身について見直すきっかけにもなりました。企業の方は、「文章を丸暗記すると詰まってしまうからキーワードで覚えると良い。」「その答えは受ける企業によってはやめた方がいい。」というように、実際の人事担当者としての率直な感想とご意見をくださいました。参加した3年生ひとりひとりが的確な助言をいただき、大変真剣な様子で受け止めていました。
閉会式では一回り成長した自分に出逢えた
研修会終了後の閉会式では、厳しい研修会を終えた安堵と、達成感、またこれからの就職活動へのやる気に満ち溢れたような表情が見られました。企業の方からも「昨日の開会式の時とは顔つきがかなり変わった」と評価いただき、自身の成長を実感できたことと思います。自身に改善点が必要だったところや不十分だったところ、伸びしろがあったことに気づけたのは大きな収穫です。参加した3年生は、本格的に就職活動を始めるにふさわしい就活生の顔へと変化していました。