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商学部 会計学科

BSc in Commerce

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会計監査論 2

講義概要

【1】<名商大のミッションとの関わり>
会計監査は、市場の番人として、健全な市場経済を裏方として支えています。会計監査はある意味で企業の倫理的経営を促す役割を持っています。公認会計士という崇高な使命を持った職業会計人から監査を受ける以前に、我が名商出身の経理財務担当者は、企業不祥事を許さない開拓者魂を持った企業経営の担い手にならなければなりません。会計監査論の講義を通して、企業倫理の財務面でのあり方を学んで欲しいと思います。

【2】<講義の意義・内容>
本講議は、これまで本学で学修してきた簿記論・財務会計論の総仕上げとしての科目です。本講義の目標は、企業が作成した財務諸表が適正であるのか否かにつき、独立した職業監査人が財務諸表の利用者に報告する仕組みを理解することにあります。 
本講義を学ぶ具体的効果は、本科目は、①税理士又は公認会計士という職業会計専門家を目指す諸君、②会計・経理職といったスペシャリストを目指す諸君、③会社経営者の後継者や自ら会社経営を目指す諸君、といった目的意識のしっかりした学生にとって有意義な科目です。したがって、本講義の具体的効果とは、監査をする側、される側双方ともに、会計監査(audit)とは、どういうことなのかを具体的に知り、将来の職業の事前的実践的訓練に役立つ効果を有しています。かなり、実務的な科目ですが、上記の諸君らにとりましては、社会人になったら、日常の職業的事柄になるのです。 公認会計士の監査を受ける会社は、上場会社や大会社等に限定されています。中小企業では、正式な公認会計士の監査(試査)ではありませんが、毎月顧問税理士による帳票の税務会計的財務監査(全部監査)が行われております。税理士を目指す諸君にも有意義な科目です。

【3】<カリキュラム体系での位置づけ>
前期科目である「会計監査論Ⅰ」では、基礎編として監査概論・監査主体論を学びます。後期科目である「会計監査論Ⅱ」では、実践編として、監査実施論・監査報告論を学びます。前期・後期を通して、会計監査の全体を学ぶことになります。簿記論及び財務諸表論の単位を修得している学生諸君が本科目受講の対象学生となります。そして、会計士試験の短答式監査論の合格レベルを目指して講義を行います。

【4】<育成するNUCBフロンティア力>
学ぶ力、実践的思考力を育成することができる科目です。

【5】<対応する学修目標>
LGⅠ-1,LGⅠ-2,LGⅢ-1,LGⅣ-1

【6】特記事項
毎回、当日の講義内容のポイントについての予習確認テストを行います。問題は事前にBbに掲示しますので、教科書を良く読んで予習をしてくることが受講の条件です。公認会計士短答式レベルの○×問題です。特に会計士受験を目指す者は、1年生からでも受講を許可します。

学修目標の分類

  • LG-1 Critical thinking for frontier spirit(批判的思考)
  • LG-2 Diversity awareness(多様性の意識)
  • LG-3 Business ethics and sustainability(企業倫理と持続可能性)
  • LG-4 Analytical decision making skills(分析的意思決定)
  • LG-5 Effective communication skills(効果的なコミュニケーション)
  • LG-6 New-asian business perspective(ニューアジアでのビジネス展開力)