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BSc in Commerce

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租税法特論

講義概要

簿記や会計は、「現金が増えれば借方」というように、まずルール(決まりごと)を覚えることから始まります。
租税法の勉強も、結局税額計算が重要で、そのためには暗記が大切だと思っている人が少なくありません。
とりわけ、税理士試験の受験予備校では、計算式や理論をまず暗記させるという教え方が主流です。
試験を通過するために、ある意味それも止むを得ません。
しかし、大学における租税法の学修では、学んで考えることの大切さを体得して欲しいと思います。
本講義では、考え方の題材を提供しますので、“なぜそうなるのか(分析力・批判力)”“自分はどう考えるか(判断力)”他人や先人はどのように考えているか(洞察力)”を養って頂きたいと思います。
そのことが、税理士試験の勉強や大学院での研究に必ず活きてくるはずです。
他の講義との関係で説明しますが、先ず「租税法入門」で、租税法の世界に誘ったのち、所得税や法人税等の各論を学びました。そして、これらを総括するかたちで本講義の存在意義があります。
したがって、本講義では、①各実定法に底通する租税理論の整理と考察、②判例・裁判例研究の仕方と判決文の読み込み方、③難解といわれる税法条文の読み方等を学修したいと考えています。これにより、税理士試験の勉強や大学院志望者の基礎レベルの養成・底上げを図ることを目標とします。 平成13年度は受講生の大半が2年生でした。
しかも、税法関連科目を履修していない学生も多く、講義の進め方にはいささか苦心しました。 2年生で受講する人は、少なくとも他の税法関連科目を履修済みであることを条件とします。

対応する学習目標は、LG-I(論理的思考力)、LG-Ⅱ(コミュニケーション能力)です。

学修目標の分類

  • LG-1 Critical thinking for frontier spirit(批判的思考)
  • LG-2 Diversity awareness(多様性の意識)
  • LG-3 Business ethics and sustainability(企業倫理と持続可能性)
  • LG-4 Analytical decision making skills(分析的意思決定)
  • LG-5 Effective communication skills(効果的なコミュニケーション)
  • LG-6 New-asian business perspective(ニューアジアでのビジネス展開力)