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教えることで学ぶ授業【ENGLISH INTERMEDIATE 2】

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Anthony Townley教授の「ENGLISH INTERMEDIATE 2」ではおもしろい取り組みがあり、学生が教師役を担当します。大学中級レベルのCEFR B2(TOEIC®L&R 785点以上、S&W 310点以上相当)を到達目標としている当授業では、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングだけではなく、英語による『ティーチング』スキルも身に付けることができます。

How to teach in ENGLISH ?


今回教師役を務めたのは国際学部2年生です。初めてにも関わらずRelative Clause(関係詞節)の授業を上手に展開していました。日本語でも他人に教えるのは難しいですが、英語で教えるためにどんな工夫をしたのでしょうか? Townley教授からは『座学だけではなく、アクティビティを取り入れた方がいい』とアドバイスをいただいたそうです。今回のような文法の授業ではどうしても座学になりがちですが、アクティビティを取り入れることで授業にリズムが生まれ、受講生の理解度をリアルタイムに把握し、内容を軌道修正できると教えてくれました。
また、流暢な英語で説明していたので「留学経験者ですか?」とうかがったところ、答えは「NO」でした。中学・高校では一般的な英語授業を受けただけとのこと。国際学部に入学してから2年に満たない期間で英語教師役が可能になるまでスピーキング力が上達しています。国際学部では外国人教員・留学生と交流する機会が多く、授業中も全て英語のため、自然とリスニング力とスピーキング力が身に付いたと教えてくれました。


What is a LEARNING PYRAMID ?


今回のようなアクティビティを取り入れた授業は、とても効果的です。その代表的な例として名古屋商科大学の授業に用いられているアクティブラーニングがあります。右のラーニングピラミッドは学修定着率を図にしたものですが、勉強と聞いて真っ先に思い浮かぶ『講義・読書・視聴覚』などの受動的な教育手法の定着率は意外に低いことがわかります。それに比べて『討論・体験(演習やインターンなど)・他の人に教える』などの能動的な手法(アクティブラーニング)の定着率が高いことを示しています。日常生活においても、例えばスポーツや音楽、映画、書籍を一人で鑑賞するよりも、ファン同士で議論し、教え合うことで習熟・理解度の高まりを体現している方も多いのではないでしょうか。

Student Interview

一番悩んだのは受講生一人一人の英語力、理解度の違いにどう対処するかでした。難易度はどうするか? 授業スピードは? 構成は? Townley教授からのアドバイスや、先輩が教師役をした授業から多くのヒントを得ることができました。 将来は英語の教師になることが夢で、教師からの一方的な授業ではなく、学生と双方向の授業ができる英語教師を目指しています。こういった授業では全て想定通りに進むわけではないので、アドリブに対応できる知識と英語力がさらに必要になります。国際学部は留学制度が充実しており、今年の冬にはオーストリアのMCIに留学予定です。今回のように実際に英語で教える機会を持てたことが非常に良い刺激になりました。