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砂川諒世界一周レポート第14回目

#砂川諒


砂川諒:世界一周:グアテマラ

メキシコを離れ隣国のグアテマラに入国。これまた予定もしていなかった中米2ヶ国目。日本では中々耳にしない国名ですがコーヒー生産がとても有名な国でブラジル、コロンビアと同様日本にも輸出を行なっています。
ここグアテマラにも旅人に有名な日本人宿があり、私はそこで2週間スペイン語学校に通い旅の中で必要最低限のスペイン語を習いました。というのは今から私が訪れる国のほとんどがスペイン語圏。やはり話せないより話せた方が色んな意味で得れる物が違いますしラテン系の人は大らかな方が多いので私の片言のスペイン語にも優しく耳を傾けてくれ語学向上にもつながります。

クリスマスには宿のメンバーと小さな露店を開きグアテマラ人の名前を漢字で書いてあげたり、腕相撲大会などを通して異文化交流を深めました。ちなみに私の腕相撲の戦績は5戦4勝1敗と勝ち越しでしたがその1敗の相手はまさかの現役プロボクサー選手。戦い後2日は麻痺状態でした。
そしてここグアテマラでの1番の思い出は何と言っても年末から年始にかけ登った中米最高峰タフムルコ火山。人生初の高山病を経験しましたが最後まであきらめずに登った結果、最高の初日の出を拝む事が出来ました。

グアテマラでの生活を通りして気づいたことがあるのですが、グアテマラ人の食卓には固い食べ物が並びません。主食はマメと小麦粉を練って作ったトルティーヤというタコスの皮になる物ですが、それ以外にスープやおかずも全て歯ごたえのない柔らかい食事をよく目にしますし、頂いています。さらには食後に出てくるクッキーでさえコーヒーや紅茶につけやわらくして食べるのです。それゆえ町の市場などに行くと金歯や銀歯を光らせたおばあさんやおじいさんの姿をよく目にします。
しかし近年は若い子でさえ金歯をはめ込んでいます。それは歯が悪くなったからという訳ではなく、金歯自体をファッションとして捉え、健康な歯の上から被せ、星のマークやニコちゃんマークなど自分好みの模様をほっているのです。その為町の歯医者でも前歯の2本だけが光った日本では中々見ることのできないユニークな看板が至る所にありますし、日本みたいな“健康で真っ白な綺麗な歯”というより“キラキラ光るお洒落な歯を”という感覚の方が強いと思います。しかし若い子が私を見てニコッと笑った際に金歯が見えた時はそれがお洒落と分かっていても、やはり日本人には違和感があります。
そんな日本では考えきれない発見をした私はとうとう旅のファイナルステージ、南米へと飛びます。