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砂川諒世界一周レポート完結編

#砂川諒


砂川諒:世界一周

砂川諒:世界一周

沖縄では桜散る2月後半。私は10ヶ月の旅を終え母国日本、地元沖縄へ帰って来ました。母国なのに感じるこの違和感。町中に自動販売機が溢れコンビニが24時間営業しているというごく普通の光景でさえ何か不思議に思ってしまい、それらを見ては改めて日本は平和だと実感した。『これがもしあの国なら今日だけで何件の事件が起こっているのであろうか…。』とふと想像したりもする。
10ヶ月の旅を振り返ってみると長いようで本当あっという間の時間だった。時間とお金が許すのであればあと1年は旅していたいと思うぐらいに。
名商大からのサポートも受けながら中国を皮切りに東南アジアを周り、同じアジア圏内の国の文化、環境、そしてその国に起こる問題などを学びインドへ渡った。インドでは10ヶ月の旅の内2ヶ月を費やし生と死の狭間を考えさせる時間をいただき、カースト制度の余波を感じては生まれながらにして身分が決まってしまう現実に胸を痛めた。
そしてメディアなどの影響で昨今危ないと懸念されている中東諸国を旅しては親日家の方が多い事に驚きと喜びを感じ、イスラム教の持つ宗教心について学ぶ事が出来た。アメリカでは留学時代の友人との再会を果たし、中米メキシコとグアテマラではコーヒーとタコスを毎日飲食する日々。その時期から旅に必要なスペイン語を学び始め南米へ降り立った。
広大な南米大陸だが今回の旅ではペルー、ボリビア、チリの三ヵ国を周りインカ帝国が残した最大の遺跡マチュピチュ遺跡を訪れ、ボリビアではこの旅を通して一番見たかったウユニ塩湖を生で見る事が出来た。おまけにモアイ像で有名なイースター島にも足を運び2月にして少し早い夏休みを満喫してきた。
地元沖縄に戻り旅のクールダウンとして自転車で沖縄一周をした。世界一周してきた後の沖縄一周は本当あっという間でまさかの1泊2日で幕を閉じた。

今淡々と旅を振り返ってみたがここには書ききれない体験やちょっとした事件が山のようにある。世界一周を終えた今。次にやる事はもちろん自分の実体験を形にして周りに伝える事だと思っている。大学での講演を始め、いかなるチャンスも物にして名商大の学生にもプラスの影響を与える予定である。
自分自身今後の自分が楽しみで仕方ない。どんな困難が訪れようとそれを乗り越える力を持っていると自覚している。そう思えるようになったのもこの旅のおかげと言っても過言ではない。旅は自分と向き合う絶好のチャンス。日本で生活をしていては決して起こる事のない境遇、感じる事の出来ない思い、そして見る事のない世界を見るだけでは無く自分の肌で感じる事が出来る。
私は「旅に出ろ!」とは決して強制はしない。しかし旅に出て得る素晴らしさを伝える事は出来ると思っている。もちろんあと1年の在学期間でまた何かアクションを起こす予定である。今後ともわたくし砂川諒を宜しくお願いします。
~Laugh and Peace~
RYO