名古屋キャンパスで中間ケース発表会を開催しました
名古屋商科大学の名古屋キャンパスでは、学びを「形」にするためにケースライティングという卒業課題があります。
2018年12月18日(火)に、そのケースの進捗やどういったテーマで進めているかを各セミナーから選抜された学生が発表を行う中間ケース発表会を開催しました。この会は、3年次の学生が互いに刺激を受けることと、新たな視点をケースに取り入れるために開催されました。
ケースライティングとは...
ビジネスケースを自ら作成すること。企業をとりまく現状や課題、成功要因などを調査し、経営者の視点から文章にまとめます。
指導教員の元、本学での4年間の学びやインターンシップなどの経験を振り返りながら企業を分析します。
3年次の学生たちは、これまでのアクティブラーニングの授業で学んできたことに加えて、所属したセミナーの教員から、よりハイレベルな専門知識を学ぶと共に、企業研究をしケースを執筆しています。
学生は、2018年の1月頃の3年次に進級する前に開催されたケースライティングのオリエンテーションで、それぞれが関心のあるテーマを専門とする、伊藤 武彦先生、納村 信之先生、加藤 和彦先生のいずれかのセミナーに所属し、卒業課題である「ケースライティング」に向けた指導を受けてきました。
セミナーでは教員からの指導だけでなく、セミナーに所属する学生同士でも進捗の確認や内容についてお互いにアドバイスをしています。
今回の中間ケース発表会では所属セミナーを超えて、発表者に対して先生や学生からの質問やアドバイスも多くありました。
発表することで新たな改善点がわかる
発表した学生はテーマとした企業の現状をしっかりと捉え、今後どのように展開していくべきかであったり、新規での事業提案についてを熱弁していました。皆、堂々としたプレゼンテーションで、本学での学びを自分のものとしている様子が伺えました。
講評では、本学のビジネススクールで教えている長沢 雄次先生と、商学部長である小野 裕二先生から、大学院の社会人学生も同じように書いているケースライティングの醍醐味や、もっと内容をよくするためにどうしたらよいか、プレゼンテーションのアドバイスなどのお言葉をいただきました。
発表した学生は、それぞれにもらったアドバイスを真摯に捉え、この機会を活かしていきたいと言ってくれました。
3年次の学生は現在、本格的に就職活動を行なっており毎日が多忙な様子です。そんな中、発表者はプレゼンテーションの準備も頑張りました。発表者だけでなく聴講したすべての学生が、この会によってこの先にある卒業と就職という将来の目標をより明確にイメージする機会になったようです。大学生活はまだ1年と少しあります。貴重な時間をこれからも大切に毎日を過ごしてもらいたいと思います。