資格取得に励む日々
経営管理課程に所属する1年生の山下さん。将来は不動産や税金に関わる仕事に就くことを目標に、宅建士や税理士などの資格取得を目指して学業に励んでいます。今回は、名古屋商科大学の経営管理課程に進学した理由や、授業での学び、大学生活の過ごし方について紹介します。
年間60万円の奨学金で夢を加速

経営管理課程1年 山下さん(岐阜県立可児高等学校出身)
私は返還不要の奨学金給費を受けられる「スカラシップ入試」を受験し、入学しました。年間60万円が給費される第2種に見事合格し、その奨学金は主に資格対策の参考書や学習費用に充てています。経済的な負担を減らしつつ、将来のキャリアに直結する学びに投資できていることは、とても大きな励みになっています。
将来は不動産や税金に関わる仕事に携わりたいと考えており、現在は宅地建物取引士(宅建士)の資格取得を目標に、毎日コツコツと勉強を重ねています。宅建試験は年に1回しか実施されないため、今年の合格を目指して計画的に学習に取り組んでいます。さらにその先には、税理士資格の取得も視野に入れています。税理士試験は合格率が低く非常に難関とされていますが、だからこそ取得できたときの価値は大きく、自分の強みとして大きな武器になると信じています。
大学での学びや奨学金制度を最大限活かしながら、着実に資格取得へと歩みを進めていきたいと思っています。
議論と発見がある学び
名古屋商科大学に進学を決めた理由は、「ケースメソッド授業」に強く惹かれたからです。実際の企業事例を題材にグループで議論を重ねる中で、多様な考え方に触れ、自分の意見を発信する力を養える点に魅力を感じました。視点を広げることで柔軟な思考ができ、相手に伝える力も自然と身につきます。
印象に残っている授業は、内古閑 宏 教授による授業「戦略的思考」で扱った、「TESSEIの苦境」というケースです。解決策を考えるだけでなく、「なぜその問題を解決すべきか」といった問題定義力を培うことができました。当初は業務的な側面しか見ていませんでしたが、グループの仲間から「プライベートの面に改善点があるのでは」との意見を聞き、問題は多角的に存在することに気づきました。こうした学びを通じて、将来どのような職業に就いても役立つ力が身についていると実感しています。
取材:2025年5月