熊野古道（正式名称：紀伊山地と霊場の参詣道）は、2004年に登録された和歌山県にある世界文化遺産です。かつての山岳・自然信仰の文化が色濃く残り、日本的思想の由来の一つである「神仏習合」の文化を肌で感じることができます。

ツアーは11月27日から28日にかけて行われ、今回は27人の留学生が参加しました。ガイドさんの説明と共に熊野古道を歩き、現代も生きる自然崇拝について学ぶことができました。神仏習合の文化は、「神道」と「仏教」の異なる考え方が調和した、混沌とする現代で、世界から尊敬される文化です。

道端にある名前のない地蔵に拝んだり、ウッドベッドに横になり熊野の自然を感じたりと、古道を実際に歩き経験することで、自然と宗教が調和する日本文化への理解を一層と深めることができました。

これからも名古屋商科大学は、クールジャパンの文化を世界に発信すべく、様々なイベント・企画を実施して参ります。ツアーに協力していただいた、Mi-Kumanoのガイドさん、地元の方々、有難うございました。