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アクティブラーニングで学ぶアプリ開発

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

アクティブラーニング, フィールドワーク

韓 尚憲先生による「プログラムデザイン」の講義では、アクティブラーニングの手法の一つであるフィールドワークを行いました。名古屋の観光名所の1つである大須商店街へ行き、観光地で役立つアプリを開発するための行動観察をします。近年不景気と大型店舗の台頭により商店街の活性化は全国的に大きな課題となっています。大型店舗との差別化を図るには何が必要なのか、商店街を訪れる人々に対する利便性とビジネスの観点から探るべく、グループに分かれ現場に赴き実態を観察します。


問題点の発見


アプリのターゲットは観光客向け、商業店舗向けどちらでも良く、グループに分かれ目的別にフィールドワークを行いました。学生たちは人の流れや店の分布傾向、大須商店街ならではの特徴を見つけに行きます。
あるグループは近年増加する外国人観光客に注目し、外国人観光客にも名古屋めしや大須でしか食べられないものを、もっとわかりやすく案内できるアプリを開発することに。どのようなニーズがあり、どのような点に着眼すれば操作しやすいのかということを念頭に置きながら、現場にいた人々にも話を聞きつつフィールドワークに取り組みます。
またあるグループは普段休日に買い物客として訪れる時とは違い、商業店舗向けの目線で観察しました。大須商店街はシャッターの閉まっている店舗も多くあることに気づき、街を活性化させることが集客につながると考えたからです。そこで商業店舗に向け、大須商店街に出店する店舗が増えるような仕組みをアピールできるアプリを開発することにしました。

商店街活性化や町興しなどに関する事例は各地域から多く報告されており、現代社会ではマスメディアからでも情報を収集することができます。しかし実際に自分たちで現地に赴き、アクティブラーニングを通じて考えることにより、問題を身近に捉えたアプリの開発ができそうだという声が学生から寄せられました。
年内の講義は今週で終了のため、グループで収集した情報を基に、年明けの講義でそれぞれ発表し、アクティブラーニングを行います。都心型コースではアクティブラーニングの一環として、実際の現場に赴き顧客のニーズを探るフィールドワークを積極的に取り入れています。これも都心ならではの立地だからこそ成せる学修手法です。