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アクティブラーニングで学ぶスギ薬局の差別化戦略

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

「MBAキャリアデザイン」は企業の第一線で働く本学ビジネススクール修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。

今回は株式会社スギ薬局より、中嶋崇郎さんを講師としてお招きしました。

少ない情報量であっても答えを導き出す“想定力”を鍛えること、また数値的根拠・実例を裏付けに戦略を立てることの大切さをアクティブラーニングで学修します。

スギ薬局、ドラッグストア業界における差別化戦略

スギホールディングスは、2011年から5年間増収増益を続け、順調に業績を伸ばしていました。
しかし、ドラッグストア業界の競合他社も連続増益しており、スギホールディングスは2010年までの業界2位から、2016年には業界6位に順位を落としていました。

今までドラッグストアは、消費者にとって大きなサービスの差を生み出せていませんでしたが、業界内競争の激化に伴い、各企業が特色を打ち出してきました。

スギ薬局は、今後どのような策を講じて戦っていけば良いのでしょうか。
「ネットショッピングが身近になってきたという市場の変化を利用し、アマゾンなど大手ネット通販企業と連携して新規顧客の獲得を目指します。ネット販売を拡大していくことでスタッフ人員や店舗スペースの確保という課題を解消することにも繋がります。」
「ドラッグストアと言いつつ、ヘルスケア・化粧品・日用品・食料品など調剤薬以外の売り上げに依存しているので、スギ薬局の元来の強みである調剤事業でのサービスをさらに充実させていくべきではないでしょうか。」
学生はビジネス環境や競合他社の状況を分析し、様々なアイデアを発表していました。

実際のビジネスにおいても、情報が十分に整っていることはほとんどなく、限られた情報の中から特に重要な要素に目を向け、勝てる戦略をいかに生み出せるかが鍵となります。
講師の中嶋さんのお話から、ビジネス現場のリアルを学生たちは感じることができました。