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アクティブラーニングで学ぶシャープのプロジェクト組織

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

柳 承辰先生のテクノロジーマネジメントでは、電機メーカーのシャープが行ってきた緊急プロジェクトから、プロジェクト組織についてアクティブラーニングで学びました。
プロジェクト組織は、特定のプロジェクトのために関連部門から選出された優秀なメンバーで編成されたプロジェクトチームで、シャープではその制度を「緊急プロジェクト(緊プロ)」と呼んでいます。1977年からこれまでに230以上のプロジェクトが実施され、新世代液晶など重要な新商品の大半がこの緊急プロジェクトから開発されています。成功要因は一体何だったのでしょうか?

プロジェクトマネージャーが鍵を握る


いくつかある成功要因のうちの1つがプロジェクトマネジャーとトップの役割です。プロジェクトマネージャーとはプロジェクトのリーダーとも言えます。学生たちからはプロジェクトマネージャーに必要な能力として以下のような意見が出されました。

「優秀な人材をそのプロジェクトに入れることも必要だから、メンバーを選別する能力が挙げられます」
「企業からそのプロジェクトを任されているわけだから、上層部からの信頼も必要ではないか」
「上層部だけでなくそのプロジェクトを進めるのはメンバーだから、メンバーからの信頼も必要だと思う」

講義では、プロジェクト組織が各部署へもたらす影響についてもディスカッションされました。自分がもともと所属している慣れ親しんだ部門で力を発揮することだけでなく、選抜メンバーとしてプロジェクトに関わることで、どんな影響が与えられるのか知ることができました。
日々の講義で将来ビジネスリーダーになれるよう力をつけている学生たち。他の講義でも「リーダー」という役割について議論することは多くあり、講義中のグループセッションでは自分がリーダーになる場面もあります。リーダーにとって必要なものや新たな考えをアクティブラーニングで身につけることができました。