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アクティブラーニングで学ぶ自己介入調査①

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

椿田 貴史先生による心理学の講義では、心理学をビジネスに活かす方法をアクティブラーニングで修得していきます。1週目と2週目の講義では、ある行動や心理状態を改善したり、軽減するために行われる働きかけである「介入」を、事前事後デザインを通して体感しました。


アクティブラーニング

心理学を活用するうえで大切なこと

介入は日常生活にもよく見られる行動で、例えば風邪をひいた時に薬を飲んだり、部活動で技術を向上させるために練習をすることも介入の1つです。私たちは何かを改善するために介入を行いますが、今回は心理学の講義ということで介入前後で結果がどう変わるか実験データを取ることで、事前事後デザインについても学びます。
講義では調査にはどのような困難があり、どう対処するのかを体で覚えるために、2週にわたって実験を行いました。実験内容は、小皿に入った小豆を、利き手ではない手で持った箸を使って隣の小皿に移動させるというものです。1週目の実験結果を踏まえ、学生たちは何度も実践練習をしたり、利き手ではない手を筋トレで鍛えるなど様々な介入を行い2週目に臨みましたが、実験結果は記録が向上した学生と衰退した学生に分かれました。

学生A「毎日実践練習をしようと思ったが、3日目でやめてしまったから記録が伸びなかったのかも」
学生B「私は日常生活に支障のないことを介入にしたいと思い、例えば物を拾うときに利き手と反対の手を使うようにしたよ」
先生「確かに介入が手間になってしまっては本末転倒になってしまうね」

講義では知識の誤った使い方やいい加減な応用を避けるため、自分でデータを取り、そのデータを基に自分や他人の心理を考えることを大切にし、活用できるようにしていきます。引き続き学生たちはケースで事例を学んだ上で、自分が改善したい心理や行動に対しどのような介入を行えば良いかをアクティブラーニングで考えていきます。

実際の介入調査はこちらアクティブラーニングで学ぶ自己介入調査②