株式会社日本経営 冠講座《マーケティング入門》
- 教員 & 研究
- 授業レポート
小野裕二教授の「マーケティング入門」の授業は、名古屋商科大学と株式会社日本経営との産学連携の一環として、株式会社日本経営からの寄付金を財源に、マーケティングの最前線で活躍する人材をゲストスピーカー...
READ MORE
Case Method
名古屋キャンパス(BBA - Bachelor of Business Administration)の加藤 和彦セミナーの学生がジャパンビジネスモデル・コンペティション(通称JBMC)東海北陸大会で新規ビジネスモデルを提案することとなり準備をしています。
加藤セミナーに所属している学生がいくつかのチームに分かれ、それぞれが考えたビジネスモデルのプレゼンテーションを作成しています。これまでのアクティブラーニングの授業で学んだビジネスモデル・キャンバスを使用し、自分たちが考えた新しいビジネスプランに対して、顧客を獲得するための経路や収益の流れ、価値、価値を提供するためのリソースなどを考えました。
このチームは美容師さんのお給料と、お客さんが美容院に支払う金額から見て、現在広く使われている広告にかかる費用は高いのではないか?という点に着目しました。もっと手軽に利用できるようSNSを使った広告を新規ビジネスモデルとして考えました。
ちなみに、みなさんもよく耳にするホットペッパービューティーの広告費はどのくらいの費用がかかるか知っていますか?webと紙面の両方を持った認知度の高い広告なので価格帯が高そうなのは予想がつきますよね。
彼らは、ホットペッパービューティーよりも安い広告費の媒体を提案したいと考えました。
美容院の数はコンビニよりも多く規模も様々です。中小規模の美容院が広告費にかけられる費用は多くないのですが、認知度の高い媒体に掲載しておくことで、新規顧客の獲得が見込め、掲載することで得られる安心感があるそうです。
その点に着目し、もっと安価で訴求力の高い広告宣伝を個々の美容院自体がすることはできないかと考えました。そこで、利用者の多いSNSであるインスタグラムを活用し、美容院オリジナルの情報を配信していく広告プランを考えました。
美容師さんの友人などから、現状かけている広告費や広告に求めている項目もヒアリングしながら作った提案を加藤先生に見てもらい、より良い提案にするためのヒントをもらいました。先生からはコスト(活動やリソースにかかる費用など)がどれくらいかかるものか、収益(どれくらいの売り上げが見込めるか)など、厳しいアドバイスもありました。
ケースライティングに関わることだけでなく、少人数指導を活かした教員からの就職支援や体験が受けられます。セミナー担当教員は全員実務経験のある実務家教員です。実務経験を基にした有益なアドバイスが受けられることも特徴です。
今後もセミナーの様子を随時お伝えしていきます。