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BBA × スターバックス《管理会計》

#BBA #ケースメソッド

今回は誰もが1度は行ったことがあるだろうスターバックスのケースを使った「管理会計」の授業を紹介します。担当する先生は、公認会計士・税理士事務所代表としても働かれている野坂和夫先生です。野坂和夫先生は、実務では主に中小企業や個人事業主に対するほぼ全分野の税務業務に携わっていらっしゃいます。実務の前線で働かれている先生からリアルな学びを得られるのも経営学、経済学、商学の3学部の学びをひとつにした学部版MBAである経営管理過程(設置届出中)のBBAの魅力です。

管理会計で成功したスターバックス

自宅や職場と切り離された「第三の居場所」として、人と会話を楽しむリラックスした空間や、一人だけの特別な時間を顧客に提供しているスターバックス。多くの人が足を運んだことがあると思います。落ち着いた雰囲気や顧客への対応の良さで、コーヒーチェーン店において日本でも絶対的な地位を確立しています。実はこのスターバックスは、「社内の業績を把握・評価し、経営者の意思決定材料となる会計」である「管理会計」をうまく応用し、成功を収めてきた企業でもあります。
野坂和夫先生の『管理会計』第4回目の授業では、スターバックスがいかにして顧客満足度を高めたり、広告費をかけずに業績を伸ばすことができたのかなどを、管理会計の視点から分析を行います。

顧客満足度を高めるために行うべきことは?


スターバックスでは、顧客満足度を高めるために「顧客への提供スピード」を最も重視しています。しかし、スターバックスの顧客が「自分は大切な顧客だ」と感じたり、満足度が高まるのは、「スタッフが親切で気が利くこと」や「店内が清潔であること」という要素であることが調査により明らかになっています。
一体なぜ、スターバックスでは「スタッフが親切で気が利くこと」や「店内が清潔であること」よりも「顧客への提供スピード」を向上させることを最優先にしいているのでしょうか。クラスディスカッションでは様々な意見があがり、核心に迫る意見も発表されました。

学生たちは、会計の知識を得るのではなく、会計をいかに経営戦略に役立てるかという視点を、この「管理会計」の授業を通して身についている、と語っています。