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BBA × マクドナルド《企業ミッションと戦略》

#BBA #ケースメソッド #企業ミッションと戦略 #マクドナルド

この授業は、就職活動を間近に控えた3年生が対象です。担当の牧田幸裕教授は、就職活動を学生が常に意識できるよう「面接の場だと思ってプレゼンをしてみよう」と語りかけます。「他の人が良い意見を言っても気後れする必要はない。もっと良い意見を言おうとチャレンジして勝利を掴むんだ」「自分の意見に対して相手がどう反応しているか観察して、次にどのような質問がくるかを予測しよう」という実務家教員ならではのアドバイスもあります。自分の意見を伝えるだけに止まらず、相手がどのように感じているのかを読み取り、相手の期待していることを先んじて提供することは就職活動を勝ち抜き、そして社会で活躍する上でも大切な要素になります。

経営戦略の構造とフレームワークの習得

国際的に認められた本学の大学院でも教壇に立たれている実務家教員から、ビジネス界や社会の発展に貢献する次世代のリーダーを育成するための学修を行っています。牧田教授の「企業ミッションと戦略」の授業では、企業の実例をテーマとしたディスカッションを通して、経営戦略の構造や経営戦略において使用されるフレームワークの理解を深めるとともに、分析能力を向上させることを目指しています。今回は、学生にも身近なマクドナルドの事例を取り上げ、企業の成長戦略について学びます。

マクドナルドのケースから学ぶ成長戦略

マクドナルドは1948年の創業以来、宗教上の理由に配慮した肉を使用しないハンバーガーメニューの販売や、テイクアウトで手軽に食べられる朝食メニューの販売、ドライブスルーの導入、食品原材料成分の開示など、飲食業界において革新を続けてきました。また、オリンピック選手団へハンバーガーを提供するなど、インパクトのある広告を行い成長を遂げてきました。しかし2000年代初頭になると、競合他社の台頭やサービスの質の悪化により売上が低迷してしまいます。


牧田教授の授業の様子

授業では、草創期から90年代において、なぜマクドナルドが成長できたのかフレームワークを用いて考察します。2000年代初頭に経営再建のために打ち出された「勝利計画」がどのような計画であるか分析を行い、さらに「勝利計画」で成果を出したマクドナルドに対し、経営参謀としてどのような成長戦略を提言するかを議論しました。牧田先生からのアドバイスを踏まえ、学生たちは授業で分析してきた内容をもとに、論理立ててさまざまな提案を発表することで、「今日の授業を通して、1つ1つの事象だけを見るのではなく、それぞれを関連づけて考えることができた」「段階を踏んで筋道を立てて考えていくことが大切なのだと感じた」と人間力も鍛えています。