大学入試は選抜から適合の時代へ

昨日、大学教育に関する専門誌「IDE（現代の高等教育）」のNo.632号のテーマは「2021年入学者選抜」でした。15名以上の教育界の識者によって、いかに昨年の入試が混乱状態の中で実施され、大学や受験生が振り回されたかが紹介され、そこから私たちは一体何を学ぶべきかが考察されています。特に興味深い記事は、大学入試は《選抜》から《適合》の時代へ（小出秀文氏）の部分。

今後の大学受験の姿は「予備校主体」ではなく、学びたい事や実現したい事に基づく人間性の育成を目指した受験生の個性との適合「マッチング」が主流になるとのこと。例えば同じ経営学でも、どこで学ぶのか、誰から学ぶのか、どう学ぶのか、誰と学ぶのか、なぜ学ぶのか、何を学ぶのか、によって意味合いが異なってきます。そういう意味でも、オープンキャンパスなどのイベントに参加して、自分の目で感じることが大事だと思います。