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Case Award 2022受賞〜vol.2〜

#ケースライティング #ケース #経営管理課程


Case Awardとは、2年間のセミナーで作成する「ケースライティング」において卒業生の中から最優秀ケースを選定し表彰する名誉ある制度です。
2022年度においては、寺野さんの作成した『合同会社 ユー・エス・ジェイ 2021』が表彰されました。栄誉ある賞を受賞し、この度ご卒業を迎えた寺野さんがケース作成について語ってくれました。

▶︎同じく受賞した山田さん浅井さんのインタビューも併せてご覧ください。


経営管理課程 卒業生 寺野さん
ケースタイトル:合同会社 ユー・エス・ジェイ 2021
概要:コロナ禍におけるテーマパーク業界での全社戦略について



テーマの選定理由を教えてください


私は、テーマパークに来園するのが好きという感情から、実際にコロナ禍におけるテーマパークの経営を社長目線で考えてみたいと思い、卒業論文の作成に至りました。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを多角的な視点で見るために、年間パスポートを購入し年に10回程度は来園しました。その際に、どのような戦略を実施しているのかを目で見て分析しました。そうすることで、ホームページや数字では読み取ることのできない視点からも卒業論文に記載することができました。また、他のテーマパークであるレゴランド・ジャパンにおいてインターンシップに参加し、アトラクションスタッフとして1年半ほど働かせて頂きました。その結果、テーマパークにおける従業員目線からも文章を記載することができました。
このように、お客様目線だけでなくあらゆる視点から卒業論文を記載することが可能な環境を自ら整えたことで、誰にも書くことができない唯一無二の卒業論文を完成することができたと実感しています。​​


ケース作成時に苦労したことを教えてください


ケース作成時に苦労したことは、新しい知識を吸収しその場で実践することでした。
ケースを作成するにあたり統計分析結果が必要でした。そのため、セミナー担当である小野裕二先生に毎日1対1の勉強会を開催していただき、その中で学んだことを理解して卒業論文に活用できるレベルまで落とし込むことが大変でした。その際に私はとにかくメモを取ることと、分からない時は素直に小野先生に質問したことで、その困難を乗り越えました。
また、伝えやすい文章にすること・インタビューをすることにも苦労しました。
どうしたら相手に伝わりやすいのか、提出するまで何度も読み直し、多くの友人や先生方に読んでもらいアドバイスを頂きました。インタビューは先生方をはじめ、テーマパーク業界に携わる方の貴重なお時間を頂き作成に至りました。その際に、これまで考えていたテーマパークとは少し異なる部分があったため、読み手が想像しやすい文章構成にすることに大変さがありました。


ケース作成で身についた力について教えてください


ケース作成で身についた力は、コミュニケーション能力と諦めない力です。
コミュニケーション能力は、インタビューで回答を収集するときに役に立ちました。
私は卒業論文作成において、統計分析を活用しようと検討していました。その際に、データが必要だったため、多くの方にアンケートに答えていただく必要がありました。そのため、相手がアンケートに答えてくれそうな話し方を常に意識して行動しました。結果的に、200人以上の方にアンケートを回答して頂いただけでなく、あらゆる世代の方と対話をしたことでコミュニケーション能力が向上したと思います。
諦めない力は、Case Awardを必ず取るという気持ちを第一に考えて行動したことです。
私はどうせやるなら中途半端ではなく、学業の集大成として卒業論文を作成しようと考えていました。卒業論文作成において、「取れないかもしれないぞ」と友人にネガティブなことを言われたことも沢山ありました。しかし、私はネガティブ思考を一切せずに、「結果を残す」と強い信念を持って行動しました。最終的に最高の結果となったので、誰に何と言われようと信念を持つことの重要性を改めて感じました。


受賞した感想を教えてください

率直に嬉しい気持ちはありましたが、ほっとした気持ちの方が大きかったです。これまでお世話になった先生方やインタビューに答えて頂いた方へ感謝を伝えることしか頭に無かったです。卒業論文は私1人で成し遂げたとは全く思っておらず、小野先生に多くのご指導を頂き、ここまで辿り着くことができたと実感しています。また、友人からのアドバイスを素直に受け入れたことが今回の受賞という最高の結果となりました。私自身の考えだけではなく、多くの意見を聞き常に謙虚な姿勢で物事を進める大切さを改めて実感しました。また、4年間大学に通える環境を整えてくれた両親には頭が上がらないほど感謝しています。これからは社会人として、今回受賞したことを誇りに思い、常に謙虚な姿勢で行動していきたいと考えています。